東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】仙台市立七北田小学校・NSP「多様なイネ:稲穂の観察」(8/30)

2010年8月30日 (月)

 7/22の夏休みに入って、すぐの頃に、NSP「多様なイネの観察法」を行いました。その頃には、9種の品種のうち、北海道の品種だけが、出穂していたくらいで、他の品種は全く栄養生長だけでした。

 今日、8/30に夏休み明け、最初のNSPとして、「多様なイネ:稲穂の観察」を行いました。いわゆる、日本型、インド型というイネの籾の形状が楕円形に近いものと、細が長いものという区別ができるイネが、見事に出穂して、穂がたれていました。籾の先端に「芒(のげ、ぼう)」があるもの、ないもの。なぜ、そんなものがあるのか。また、イネの葉っぱが固くて、がざがざしているのは、ケイ素(シリコン)があるからといったら、葉っぱから、ケイ素を取り出して、コンピューターの材料にしたいと。最近の子どもさんは、すごいなと。感動しました。

DSCN4495.JPG それぞれの籾から、種を出して、実際に食して、それぞれの品種で何が違うのか、また、熟している時期が違うと、どんな違いがあるのかなどを観察しました。

 1品種だけ、まだ、出穂していませんでした。背丈もずいぶん違っていました。そうしたいろんな観察ポイントを講義して、解散となりました。

DSCN4499.JPG 今年の夏は、日本中、異常な暑さですが、そのおかげでここまで育ったのかもしれません。というより、夏休みの間、枯らさないように、水やりを欠かさないで、やっていただいたことを考えると、暑さの以上は、大変な労力をよんだことだろうと。。ありがとうございました。

 そして、今日の観察会でもお世話になった、理科の椎名先生、5年生の担任の先生方。ありがとうございました。

 来月からは、NSPも本格化します。たのしみにしています。


 わたなべしるす


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