東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前お手伝い(ボランティア)】仙台市立木町通小学校、仙台市西花苑たんぽぽホーム・放射線計測のお手伝いと現状視察(4/21)

2011年4月22日 (金)

 先週は、福島高校に出前講義の打合せに伺い、今週の初めには、「宮城県立古川農業試験場での水稲播種」を行いました。また、最近、工学部の先生からご紹介いただき、研究室でガイガーカウンター(放射線計測器)を購入することができました。また、原発の工学的な側面、放射線の専門的な話も併せて聞くこともできました。おかげで、研究室の状況などを外からの情報(理学部・物理)以外にも、手にできたことは、ほっとできたことと、自分たちの研究環境がどうなっているのかを、実感できました。そんな折に、出前講義のつながりで、小学校、ホームから「測定依頼」を受けて、22日の午後は雨模様と言うことで、今日、伺ってきました。

 校長先生、園長先生とも、自分の学校、園がどうなっているのか、気にされておりました。もちろん、こうしたことが今までなかったと言うことと、何よりも、「放射線」という目に見えないものがあるというのが、困りものの原因のような気がしました。普段よく使われる場所などを、高さを変えて測定して、現状がこうなっている、また、文科省からの通達がこうなっているという昨日のニュースのことなどをお知らせして、これからの運営の参考にしていただきました。植物が専門であることから、本当の意味での専門的なことは、その道のプロに橋渡しをするというお約束をして。計測だけであれば、今やデジタルで見ることで分かるような機械ですので。ということで、継続支援のお約束をして、それぞれの学校、園をあとにしたのでした。

DSCN2830.JPG また、他からもご希望があれば、伺いますので。何より、安全と安心とが今のこの時期には重要ですから。小学校というような外で遊びたい時期に、それに制限がかかるというのは、何とも言えない気持ちになります。自分が小学校の頃に、野山、田畑で、無制限に遊べていたことを考えると。やりきれない気持ちでいっぱいです。そうした子どもさんたちのためにも少しでもお役に立てればと思います。


 わたなべしるす

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