先の記事の続きとなりますが、4コマ目が「3年生・理系チャレンジサイエンス」ということで、1コマ目と同じ「自己と非自己の花粉を識別する植物の不思議:自家不和合性--世界トップ水準の研究維持と東北大震災のあと、何を考えたか--」の講義を行いました。学年が違うこと、受験が近いことなどあり、1コマ目とは違う緊迫感を感じました。自家不和合性が受験問題に出たことがあることなど、受験生として身近なこと、また、少しリラックスする上での、自家不和合性等の動画は、よかったのではと。あと数ヶ月ですが、受験まで。がんばってください。この中から、将来、いっしょに研究をする方が出るのを楽しみにしています。
5コマ目が「1年生進路講話」。1年生の文理分け直前ということから、キャリア教育のプレゼンを行い、渡辺が小学校からどのようにこれまで歩んだかを、「ひとりの植物科学研究者がこれまで歩んできた道--小中高で何を考え、どのように、大学・学部・学科を選択し、世界トップ水準の研究を維持し、現在に至ったのか--」と題して講義しました。自然の豊かさという点では、小松市も今治市もあまり変わらない土地柄と思いました。もちろん、昭和40-50年代からの時間軸のずれはありますが。。1年生全体への講義ということで、こちらも最初はどうやって、こちらに引きつけるかなど、少し大変でしたが、高校時代の話、それ以降の話となると、これからの問題ということもあり、受講生の皆さんにも、進路との関係で、何らかの参考になったのではと思います。この講義は、小松高校で2回目の講義となりますが、1回目の講義を聴いて、東北大農学部を目指したという生徒さんもいたとか。ぜひ、2年後、それ以降に仙台で再開しましょう。楽しみにしております。
最後の6コマ目を始める頃には夕方となり、最後は、「東北大説明会と懇談会」ということで、2, 3年生で東北大を受験目標にしている生徒さんたちと、東北大の現状、仙台の現状をまずお話しして、復旧・復興は順調に進んでいることを理解してもらいました。工学、理学、農学など理系のいろいろな学部を目指しているのは、ありがたい限りです。大学の施設、講義、研究内容などの質問を受けては、大学のHPを使って、概説しました。不明な点は、また、mailなどで質問をくださいと。説明会は、30min程度で終わったのですが、終わったあとに、6名ほどの生徒さんが残り、研究をする、科学をするとは、論文を書くことの意味、どこに投稿するのか、Nature, Scienceに論文を書くとはなど、よりdeepな議論となりました。図書館にNatureがあることを知っている生徒さんもいたのは感動です。また、農学部に興味がある生徒さんとは、その中がどのようなコースになっているかを説明できたのも、農学部卒業生の1人としては、うれしい限りでした。この中の1人でも多くの方々と、仙台でお会いしましょう。楽しみにしております。
最後になりましたが、お世話になりました、SSH担当の寺岸先生をはじめとするSSH室の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。次年度以降もこうした企画を継続して、さらなる交流をできればと思います。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 2日間で、3+6の9コマの講義でした。充実したものでした。それから、北國新聞に、昨日の講義の記事があることを、寺岸先生から伺いました。地元の方でないと、読めないかもしれないですが。。
5コマ目が「1年生進路講話」。1年生の文理分け直前ということから、キャリア教育のプレゼンを行い、渡辺が小学校からどのようにこれまで歩んだかを、「ひとりの植物科学研究者がこれまで歩んできた道--小中高で何を考え、どのように、大学・学部・学科を選択し、世界トップ水準の研究を維持し、現在に至ったのか--」と題して講義しました。自然の豊かさという点では、小松市も今治市もあまり変わらない土地柄と思いました。もちろん、昭和40-50年代からの時間軸のずれはありますが。。1年生全体への講義ということで、こちらも最初はどうやって、こちらに引きつけるかなど、少し大変でしたが、高校時代の話、それ以降の話となると、これからの問題ということもあり、受講生の皆さんにも、進路との関係で、何らかの参考になったのではと思います。この講義は、小松高校で2回目の講義となりますが、1回目の講義を聴いて、東北大農学部を目指したという生徒さんもいたとか。ぜひ、2年後、それ以降に仙台で再開しましょう。楽しみにしております。
最後の6コマ目を始める頃には夕方となり、最後は、「東北大説明会と懇談会」ということで、2, 3年生で東北大を受験目標にしている生徒さんたちと、東北大の現状、仙台の現状をまずお話しして、復旧・復興は順調に進んでいることを理解してもらいました。工学、理学、農学など理系のいろいろな学部を目指しているのは、ありがたい限りです。大学の施設、講義、研究内容などの質問を受けては、大学のHPを使って、概説しました。不明な点は、また、mailなどで質問をくださいと。説明会は、30min程度で終わったのですが、終わったあとに、6名ほどの生徒さんが残り、研究をする、科学をするとは、論文を書くことの意味、どこに投稿するのか、Nature, Scienceに論文を書くとはなど、よりdeepな議論となりました。図書館にNatureがあることを知っている生徒さんもいたのは感動です。また、農学部に興味がある生徒さんとは、その中がどのようなコースになっているかを説明できたのも、農学部卒業生の1人としては、うれしい限りでした。この中の1人でも多くの方々と、仙台でお会いしましょう。楽しみにしております。
最後になりましたが、お世話になりました、SSH担当の寺岸先生をはじめとするSSH室の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。次年度以降もこうした企画を継続して、さらなる交流をできればと思います。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 2日間で、3+6の9コマの講義でした。充実したものでした。それから、北國新聞に、昨日の講義の記事があることを、寺岸先生から伺いました。地元の方でないと、読めないかもしれないですが。。