東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

連休、日常、生活力、。。。(5/5)

2012年5月 5日 (土)

 今年の連休はというより、今年の連休もアブラナを扱っている学生さんには、農繁期である。例年より少し寒いこともあったが、今日あたりはずいぶんと暖かくなり、アブラナと言うより、Brassicaと言うことの方が多いが。。かなり花盛りである。自家不和合性に始まり、様々な実験がピークになる。そうした植物は多くの場合、植木鉢に植えて、ガラス室にある。こうした中で交配をして、種を取ったり、花を集めたり。中腰になることが多く、そうしたことで、「育種・遺伝学をやる人は腰痛に注意。。。」と、自分の教授の日向先生にいわれたことがある。それなのに、連休前についに。。◎っ△り腰になって。。もちろん、渡辺自身なので、実験に大きく影響することはないが。。昔からと言うか、学生の頃からの腰への負担がここに来て表現型として現れたのであろうか。何とも不思議である。。。そんなこともあり、今日も研究室は大繁盛で、福島県の高校の先生が打合せでいらしたが、研究室がとても活発に仕事をしていることを高く評価頂いた。ありがたい限りである。さらに研究に力が入った気がした。

 そんな連休のよいこと。電話が鳴らない。mailもほとんど来ない。それが数日続く。結構ありがたいことである。いつもはこうしたものにどれだけ振り回されているのか。ということに静かな毎日が続くとふと思う。そういえば、日向先生も連休中にあれこれと仕事をしていたのを思い出す。渡辺の周りにたまっていたことも、少しは流れがよくなったのではないか。そんな気がした。

DSCN1692.JPG 今日はこどもの日。朝からテレビを見ていたら、確か鳥取の山奥の保育園の番組。ちびっ子たち同士で相互に助け合ったり、もちろん、サポートする保育士の先生がもいるわけですが。遠くからできるだけ見ていると。なかなかできないことだと思った。そこから巣立ったちびっ子は、いろいろな体験をして、小学校、さらにその上、社会へと出ることを考えると、とてもすばらしいシステムだと思った。どうしても、うまくいくようにと先回りしがちであるが、それをしないで。。。何とか、こうした心を持てないものだろうかと。こうしたシステムがきちんと理解されれば、高い生活力を持つ人が増えて、社会も大きく変わるような気がした。何とかならないものかと。。生活力が結局は社会を作るのではないかと、強く感じたテレビであった。

 そういえば、連休中に少し時間を見つけて、また、数冊の本を見つけた。どれだけあり得ないことをするかが科学をする上で大事だと思ったので、読んでみることにした。どんな本なのか。ここでは伏せることにするが、昆虫、失敗、会議、計算がキーワードになりそうである。少し頭が整理されそうである。


 わたなべしるす

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