東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

プレゼンの妙と。。。。(12/13)

2012年12月13日 (木)

 プレゼン、プレゼンテーションはどこまでやっても難しいというか、これで完成ということにならない。といつも思う。講義ももちろんであるが、出前講義で最後、はしょらないといけないことになったり。。そんなときに、ちょうど、分子生物学会で、プレゼンについてのフォーラムがあるということで、このHPでも以前にお知らせしました。3名の現在走っている科研費・新学術領域の代表を務められている先生方の発表であり、ある種の壁を突破されてきた方のということもあり、。。これはと思ったわけです。

 さて、実際には、筑波大・深水先生(転写代謝システム)、京都大・松田先生(蛍光生体イメージ)、徳島大・高浜先生(免疫四次元空間)によるものでした。それぞれの先生方のこれという重たい言葉は、いくつかありました。プレゼンを聞く相手の方は誰なのか。時間を厳守すること。あと、聞く相手との駆け引きもあること。練習をすることは当然ですが、何か新しいプレゼンをやろうとしたとき、3ヶ月前から準備をすること。使ってはいけない言葉(とりあえず、一応、軽く、こんな感じです。)、知彼知己、百戦不殆という昔からの格言、原稿は必ず書く、スライドは1枚で1分、自分の悪い口癖を知り直す、ゆっくりしゃべる、餅は餅屋であり、餅は肉屋でない。とても参考になり、しびれるプレゼンでした。

DSCN1095.JPG プレゼンの中身もすごかったですが、3名のプレゼンの全体としての終了時間が終わったこと。もちろん、お世話役の筑波大・小林先生、三輪先生のorganize力があるにせよ。感動でした。ありがとうございました。これを参考にして、プレゼン力を磨きたいと思います。


 わたなべ拝

 PS. 「餅は餅屋」というのは、自分の指導教官であった日向先生がよく使われる言葉で、プロに任せなさいと。なるほど、だから、餅は肉屋ではないのだと。。。何より、今回のプレゼンで語られていた多くのことは、どこかで日向先生がよく言われていた。「スライドは1枚で1分」とか。いつの時代も、よいものはよいのだろうと。また、本題ではなかったが、「Nobody is more interested in your work than you are.」ということをいわれた先生も。解釈はいろいろあるかもしれないが、「あなたの仕事を知っているのは、あなたが一番なのだ。」というように解釈もできるとか。この言葉も、日向先生が実験の責任についてしゃべるときに、「あなたに任せてある実験は、世界の誰よりもそのことを知っている訳なのだから、きちんとしなさい。」と。。。昔のひとはよいことをいっていたのだ。もう一度、ノートをひっくり返し見ることにする。出張が開けたら。。。

DSCN1098.JPG

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