東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前授業】平成25年度・宮城県仙台第三高等学校SSH「理数科の日」発表会・コメンテーター(5/20)

2013年5月20日 (月)

 宮城県仙台第三高等学校SSHの運営指導委員を仰せつかっており、「理数科の日」発表会でのコメンテーターとしての参加は、今年で3年目。初年度の発表から見ると、発表数も多くなり、全体として発表会ができず、分科会形式。さらに、午後からは、ポスター発表会という形にまで、スケールアップできたのは、SSHでのこれまでの先生方の指導のたまものというのを感じながらの発表会でした。

DSCN6347.JPG もちろん、生物系の方のコメントでしたが、受験は、物理・化学でしたので、そちらの方もみたいなと思いつつ。生物と地学のグループのコメント。昨年度とはずいぶん違う研究テーマだったのが、少し気になりました。やっぱり、継続は何とか。。。といいます。せめて、3年は継続してみてはいかがでしょうかと。。。そうしたら、もう少し違うものが見えてくると思っております。また、研究の内容も多様ですが、大事なことは、「対象区の実験は必ず行うこと(Controlがない実験は実験でない)」、対象としている現象をどれだけ模倣して、何を研究しようとしているのかなどを明確にして、ということではないかと思います。ぜひ、大事にしてください。

 午後からは、ポスター発表会。ポスターを見ながら発表できるところと、原稿を読みながらというところ、この違いは大きいと思います。ぜひ、原稿は見ないで。。また、研究と実生活をlinkさせることの大切さも。。。

DSCN6348.JPG 最後のところで、講評は、SSHの運営指導委員長の安藤先生が最初に行いましたが、その中では、何を自分たちの世代で発展させることができたのか、大学で何を学ぶので、今、高校時代に何を考えてほしいのか、先を見据えてほしいと。。その後、他の運営指導委員の先生方にも。。。こちらが感じていることは、先にも書いた、継続の重要性、対象区の重要性、プレゼンでは原稿を見ないで発表することの大切さ、実生活とのlinkの重要性などは、大切にしてほしいと、ということをコメントしておきました。ちょうど、先月の同じSSHの小松高校での課題研究の開講式で説明したポイントでもありました。ぜひ、次年度は、そうしたことをPower-upしてください。楽しみにしています。


 わたなべしるす

 PS. 来月には、運営指導委員会もあり、また、伺います。今年度の展開の方向性など、議論できるものと。。

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