東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【基礎ゼミ113】農学・小倉経過報告(40)

2013年6月25日 (火)

こんばんは 農学部1年の小倉拓也です。基礎ゼミの発表もあと1週間あまりとなりました。月日の流れは速いものだとしみじみ感じております。それでは、野菜の様子について報告させていただきます。小松菜ですが、一回目の報告のあと先生からいただいた化成肥料を根元に撒き、その後の成長を観察しました。しかし、大きさや葉の色には特に目立った変化がみられず、以前と比べ優位な差は現れませんでした。

追肥.JPG そして化成肥料をまいてから、目立って多くの害虫が現れました。芋虫やハダニ、アブラムシなど、葉物野菜に必ずと言っていいほど現れる虫が大量についているのを見たときは、ついに来たか、と諦めに近いものを感じました。手でこすったり割り箸を使ったりしてある程度は除去できたのですが、かなり根元の方に張り付いていたものは取り除けませんでした。

害虫 芋虫.JPG
害虫 ハダニ.JPG これ以上の成長も特に見られず、虫に食われる一方だったので、思い切って収穫することにしました。はさみで根元の部分を切り取り、流水でごみを取り除きましたが、このとき大量のアブラムシが洗い流されました。むしろよくここまで虫に負けずに育ってくれたと感心しています。

 
IMG_5760.JPG 収穫できたのは大きい個体小さい個体合わせて8株といったところでしょうか。意外と少ないと感じております。ここで比較のために宮城県産の小松菜を購入してきて並べて置いてみましたが、買ってきたものよりもだいぶ大きく育っていると思います。葉の数は最大で10枚、色も濃いように感じます。ちなみに買ってきた小松菜は6株で65円だったので、それをもとに収穫できた個体の価値を計算してみると、約90円という結果になりました。大きさが異なるため何とも言えませんが、相当な赤字になったことは確かです。約2か月手間と金を投資して100円にも満たない額の作物を生産していたと考えると、なんともやるせない気分になります。ともかく、収穫までたどり着けて安心しております。収穫した小松菜は後日料理していただく予定です。

比較 1株.JPG
比較 全体.JPG バナナクリームですが、これも追肥を行い成長を観察しました。結果もう定植できるくらいまで大きく成長しました。葉の数も六枚まで増え、鉢底からは根がはみ出しています。明日にでも定植したいです。

バナナクリーム.JPG**********************
渡辺コメント

 農学・小倉さん、報告、ありがとうございます。6/6の報告よりもすごくなりましたね。あの時にもすでに食していましたが、追肥をしても、あまり大きくならなかったというのも、小松菜であれば、これくらいが十分なのだと思いますし、市販のものよりも大きいというのが、すばらしいです。ただ、その金額を計算したときのショックは、よくわかります。どれくらい安い物を食べているかを実感してもらえたのであれば、幸いです。
 イモムシは、この色と形からすると、ヨトウガでしょうか。あっという間に食べられますね。小さい時には。。。これくらい大きければ。。大丈夫かもしれません。他の皆さんも気をつけてください。

 トウガラシは、これからですね。あと、1 week。花が咲きますかね。楽しみにしています。

 他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。皆さん、忘れてないですよね。7/4(木)の発表会までに、2回、記事を書くと言うこと。お待ちしております。


 わたなべしるす
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