東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【教養講義】『レポート力』アップのための情報探索入門--資料・情報の活用方法(4)(木)に実施(12/19)

2013年12月20日 (金)

 今年は、基礎ゼミで講義の様子を書いたこともあったので、いつもは講義の後に、こんなこと、ということを書くことはないのですが、普通の講義は教官が設定して、ほぼ、自分だけか、何名かでやってという形というのが、一般的です。今回の『レポート力』アップのための情報探索入門という講義は、基礎ゼミと同じように、全ての部局の1年生が対象で、この講義の事務的な部分を附属図書館の方でお世話、頂いていると言うことで、。。

DSCN1159.JPG 講義の担当部分は、「資料・情報の活用方法(4) 研究活動の実際と情報検索①-自然科学分野」という長いものが後ろについてきます。つまり、1年生のうちに、研究活動がどの様なもので、そのために、資料、情報を集めるのか、その方法と実際にどの様に活用するのかと言うことを。なので、前半は、渡辺の研究内容である植物の生殖、自家不和合性について。後半は、普段の研究生活でどの様に論文、遺伝子、遺伝資源などの情報を集め、活用しているのか。間違った情報に惑わされると、結果として実験は間違った方向に行くわけなので。。。。研究活動をしていると、論文のImpact factorh-indexなどの個人評価などが表れるようになり、。。。IFはあくまでもそのJournalの価値であって、そこに論文を載せたヒトの価値ではないと。そのために、h-indexなどがあると。。。1年生なのであまり実感がないかもしれないですが。。。きっと、どこかでこの数字に出会うことになると思いますので。。。その時に、あれなのだと思って頂ければ。。。

DSCN1164.JPG 講義の後に質問に来てくれたり。。。例年より人数も少なかったのですが、とても静かな講義でした。ただ、最後に、講義のコメントを図書館の担当者の方で集めて頂き、それを見る限りは、文系の人たちには、サイエンスの部分がおもしろかったようですし、理系の方々には、自分の分野に置き換えたり、これから書くであろうレポートの対策になったようでした。1回だけの講義でしたが、何かのきっかけになれば。。。もちろん、質問など、mailでwelcomeですので。。。

 最後になりましたが、図書館参考調査係・芦原さまをはじめとする多くの方々にお世話になりました。ありがとうございました。また、来年度もよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 昨年は、ちょうど分子生物学会明けだったので、そこでのgoodsを。今回は、渡辺にそこへ行く時間がないこともあって、農学部の伊藤先生に協力頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。盛り上がりました。

DSCN1161.JPG PS.のPS. この日は、午前中に「サイエンスカフェ」の打合せ講義前には、南光台東小学校への出前講義。この講義の後は、labの忘年会。。。さすがに忘年会が眠かったです。。。

 PS.のPS.のPS. 先日、いつもコメントなどを書いているJSTが出版しているScience Windowの最新号が届き、その最初の「共に生きる」というところが、シュンランとラン菌の共生の話し。解説を読むと、学生の頃にお世話になっていたというか。。。農学部の教授をされている鳥山先生の名前を発見しました。豪州に出張時に変わったランの花を見て、説明してもらったことを思い出しました。さすが、餅は餅屋だと思いました。


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