課題研究中間発表会の個別分科会に続いて、SSHにおける「国際化」の取組についての発表会。最初は「国際化」の取組について、SSH委員長の田中先生から。今回の国際化の取組に加えて、金光学園高等学校でのSSH全体の取組をあわせて。自然が豊かなところ、中高一貫を活かしての取組。ポスター等にまとめるときに、最後のところで、中学生の時から「感想」を書かせるとか。この感想が将来のdiscussion, conclusionにつながるのだろうと。。。
どこのSSH実施校もだと思いますが、海外研修、留学生の受け入れ等を行っていて。。。また、海外の先端的な研究所への研修と平行して、国内の大学とも連携。大学へのあこがれを持ってもらうために、よい大学、よい研究室に実際に行ってみると。また、その国内の大学訪問時には、留学生の方々と交流をすると。なるほど、これであれば、国内にいて、英語でしゃべったりするような貴重な体験もできると思います。低予算でと言うのも費用対効果を考えると、よいと思いました。
驚いたのは、科学英語、英語の科学論文を読むと言うこと。かなり大変なことだと思いました。大学、大学院にいても、科学英語は頭を抱える問題ですから。。。実際には、英語教員と理系教員がコラボし、それのサポートを大学院生TAが行うと。。。研究室でも院生が書いた論文を博士研究員などが読んでなおしたものを、教員が修正し、最後にnative speakerの方に直してもらって、ようやく投稿ですので。論文としては。。。それに近いところまで来ているというのが、驚異的でした。。。質疑の時間を頂いたので、「国際化はもちろん大事。ただ、海外の大学と日本の大学を比較したり、なぜ、特定の研究が日本、海外の方が優れているのか、そうした歴史的背景というか、そうしたことを是否、生徒さんたちに考えてほしいと。そうした歴史を正しく理解していれば、科学の発展に貢献できると。。。」。。。渡辺がこれまでやってきたアブラナ科植物の自家不和合性研究にも30年を超えるような歴史というか、海外との競争があって、ここまで来たのはありますので。。。
午後からは、英語での50題のポスターセッション。全てが英語の発表というのも初めての経験です。質問をしてくれる海外の方々として、20ヶ国だったと思いますが、75名の外国からの留学生。ここはどこなのかと思うほどでした。さらに、渡辺をはじめとする大学の教員も20名以上いましたので、1 posterに2名は英語で質疑ができる計算。。。さながら、国内での国際会議、国際シンポジウムを見ているようでした。。。。SSHがここまで来たかというすごさと、ここまで。。。というなんというか。。。もちろん、できるヒトはよいのかもしれないですが、自分たちがやっている「課題研究」の様々な意味であったり、様々な背景などを理解することも大事なのではと。。。先の歴史的なこととではないですが。。。いずれ、どちらにしても難しい問題だと。。。ただ、これまでの想像を超えるすごいものを見せて頂きました。
わたなべしるす
PS. 渡辺が最初の「国際化」の取組について、質問というか、お願いをした訳ですが、そのあと、参加されていた他の大学の先生にも、こちらが指摘したことはとても大事なことだと。同感しましたと。。。こちらが少し的外れかと気にしていたのですが、共感頂ける方がいたのは、何ともいえず、心強かったです。ありがとうございました。また、何かの折りに、連携ができればと。。。よろしくお願いします。
PS.のPS. 発表者の中に、SSH実施校で中高一貫校があり、中学3年生の発表も。外国人と丁々発止でやっているのは、。。。。すごすぎでした。もちろん、この時期にこのレベルなのはよいこと。さらに、と言うか、次の新しい山に登るためには、是否、特定の領域だけでなく、ちょうど、科学者の卵養成講座でやっているような広く先端を学んで、領域融合をできる力を養成してほしいと。。。また、今度どこかでお会いできるのを楽しみにしております。
PS.のPS.のPS. 金光学園高等学校があるのは、浅口市。となりの里庄町は、日本ではじめてサイクロトロンをつくり、原子核物理学などの基礎をつくられた仁科芳雄博士の生誕の町。共同研究でお世話になっている理化学研究所の仁科加速器センターの「仁科」はこの仁科博士の名前を冠したもの。時間を見つけて、町内にある「仁科会館」を見せて頂きました。1hr弱だったですが、博士の生きたすごさを見るにつけ、まだまだ、自分のがんばりではいけないと。。。。さらなる力を仁科博士から頂きました。ありがとうございました。また、サクラのシーズンには早かったのですが、この仁科加速器センターで育成された2つのサクラ品種も植樹されていました。今度は是否、このサクラが咲く頃に。。。。というか、受験生の皆さんにも、サクラサクことを祈念しつつ。。。。
どこのSSH実施校もだと思いますが、海外研修、留学生の受け入れ等を行っていて。。。また、海外の先端的な研究所への研修と平行して、国内の大学とも連携。大学へのあこがれを持ってもらうために、よい大学、よい研究室に実際に行ってみると。また、その国内の大学訪問時には、留学生の方々と交流をすると。なるほど、これであれば、国内にいて、英語でしゃべったりするような貴重な体験もできると思います。低予算でと言うのも費用対効果を考えると、よいと思いました。
驚いたのは、科学英語、英語の科学論文を読むと言うこと。かなり大変なことだと思いました。大学、大学院にいても、科学英語は頭を抱える問題ですから。。。実際には、英語教員と理系教員がコラボし、それのサポートを大学院生TAが行うと。。。研究室でも院生が書いた論文を博士研究員などが読んでなおしたものを、教員が修正し、最後にnative speakerの方に直してもらって、ようやく投稿ですので。論文としては。。。それに近いところまで来ているというのが、驚異的でした。。。質疑の時間を頂いたので、「国際化はもちろん大事。ただ、海外の大学と日本の大学を比較したり、なぜ、特定の研究が日本、海外の方が優れているのか、そうした歴史的背景というか、そうしたことを是否、生徒さんたちに考えてほしいと。そうした歴史を正しく理解していれば、科学の発展に貢献できると。。。」。。。渡辺がこれまでやってきたアブラナ科植物の自家不和合性研究にも30年を超えるような歴史というか、海外との競争があって、ここまで来たのはありますので。。。
午後からは、英語での50題のポスターセッション。全てが英語の発表というのも初めての経験です。質問をしてくれる海外の方々として、20ヶ国だったと思いますが、75名の外国からの留学生。ここはどこなのかと思うほどでした。さらに、渡辺をはじめとする大学の教員も20名以上いましたので、1 posterに2名は英語で質疑ができる計算。。。さながら、国内での国際会議、国際シンポジウムを見ているようでした。。。。SSHがここまで来たかというすごさと、ここまで。。。というなんというか。。。もちろん、できるヒトはよいのかもしれないですが、自分たちがやっている「課題研究」の様々な意味であったり、様々な背景などを理解することも大事なのではと。。。先の歴史的なこととではないですが。。。いずれ、どちらにしても難しい問題だと。。。ただ、これまでの想像を超えるすごいものを見せて頂きました。
わたなべしるす
PS. 渡辺が最初の「国際化」の取組について、質問というか、お願いをした訳ですが、そのあと、参加されていた他の大学の先生にも、こちらが指摘したことはとても大事なことだと。同感しましたと。。。こちらが少し的外れかと気にしていたのですが、共感頂ける方がいたのは、何ともいえず、心強かったです。ありがとうございました。また、何かの折りに、連携ができればと。。。よろしくお願いします。
PS.のPS. 発表者の中に、SSH実施校で中高一貫校があり、中学3年生の発表も。外国人と丁々発止でやっているのは、。。。。すごすぎでした。もちろん、この時期にこのレベルなのはよいこと。さらに、と言うか、次の新しい山に登るためには、是否、特定の領域だけでなく、ちょうど、科学者の卵養成講座でやっているような広く先端を学んで、領域融合をできる力を養成してほしいと。。。また、今度どこかでお会いできるのを楽しみにしております。
PS.のPS.のPS. 金光学園高等学校があるのは、浅口市。となりの里庄町は、日本ではじめてサイクロトロンをつくり、原子核物理学などの基礎をつくられた仁科芳雄博士の生誕の町。共同研究でお世話になっている理化学研究所の仁科加速器センターの「仁科」はこの仁科博士の名前を冠したもの。時間を見つけて、町内にある「仁科会館」を見せて頂きました。1hr弱だったですが、博士の生きたすごさを見るにつけ、まだまだ、自分のがんばりではいけないと。。。。さらなる力を仁科博士から頂きました。ありがとうございました。また、サクラのシーズンには早かったのですが、この仁科加速器センターで育成された2つのサクラ品種も植樹されていました。今度は是否、このサクラが咲く頃に。。。。というか、受験生の皆さんにも、サクラサクことを祈念しつつ。。。。