東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ルール、逆算、電車(11/18)

2014年11月18日 (火)

 物事には色々なルールがある。時には変更されたり、その変更がかえって時代に合わなかったり。。。いずれ、ルールを作るのは難しい。また、ルールがあれば、白・黒はっきりしそうだが、そうでもないときがあって、どっちに分類したらよいのか、悩ましいときがある。ただ、もっと難しいのは、日本語で言うルールの意味と元の言語である、英語のルールに微妙な差異があることも確か。似たような言葉として、プリンシプル(principle)、エシックス(ethics)等があるのだろう。言葉の意味を広く理解する。自分の言語だけでなく、翻って、相手の言語から考えることも必要なのかもしれない。そういえば、手元に英英辞典はない。が、まあ、netがあるので、何となくはわかるのかもしれないが、あってもよいのかと。。。そんなルール、守る側も大事であるが、作る側になることも大事と。。。確かに。。。

DSCN4852.JPG そんなひっくり返って考える。逆算。ある計算をして、逆に計算して、元に戻るか。それも逆算。そうでなくて、今までの考え方と真逆の考え方をするのも逆算。これくらいはありだと思った。この前の出張で、四国・松山に。そこからの移動の電車で、途中からのってきたどこかの高校生が、わら半紙に印刷された問題と答えをにらめっこしていた。最初は違和感がなかったが、よく見ていると、どうもおかしい。普通に考えたら、まずは、問題を見て、何かに答えを書いてみようとするのでは。。。その答えを書いた紙と、答えを記している紙とをつきあわせるのでは。。。これが、渡辺の高校生時代であった。そうではないらしい。答えとその解説を読んで、問題を理解していたのではないだろうか。確かに、その方が理解は簡単かもしれないが、考える力がつくのか。。。。かなり疑問符がついた。。。。ものは使いようかもしれないが、普通に考え、普通に解いてみる。それが、血となり、肉となって、社会に出てからの考える力になるのではないだろうか。降りたのは渡辺と同じとある駅。さて、どこの生徒さんだったのだろうか。。。ふと、そんなことが気になった。

 そんな田舎の電車に乗るときは、ほっとする。ただ、最近、忙しすぎなのだろう。外の風景をゆっくり見ることができない。そんな外の風景を見ることの大事さは、高校1年の時の地理の先生がよく語っていた。四国だと、海も山も畑も何もかも見える。ほっとする。ただ、久しぶりに、東京都内でのずいぶんの移動が伴う出張もあった。さすがに元は田舎者。どうも苦手である。。。そういえば、上野と東京を結ぶ、在来線が試験走行をしていたような。。。正確ではないかもしれないが。一方で、臨海部にもずいぶんと電車が。海抜を考えると。。。一ヶ所に集中することは、それはそれで便利なこと。ただ、平均的に何かが起きることも大事なこと。そんなことを思ったが、世の中は、簡単ではないようだ。。。いつもスルーする東京でふと、そんなことを。。。

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 わたなべしるす

 PS. 今日の午前中が大学院入試の第II期の面接試験。ご苦労様でした。来年の4月から一緒に研究できることを楽しみにして。。。


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