東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

想像力、発想力、最終戦(3/2)

2015年3月 2日 (月)

 とうとう3月。気がついたら、今月も終わるだろう。残り30日足らずで何が起きるのか、それを想像するのは、容易に見えて容易でない。今日雪交じりの天気になることさえ、想像し得てなかった。というか、そんなに寒くなるとは。。。もちろん、夕方には、雪雲も消えて、明日には晴天になるようであるが。。。いずれ、何をしたら、何が起きるのか、タイムマシンがあるわけでないので、可能な限り「想像力」を尽くさないと。。。定期的に何かを調べたり、計測したりすることはよくあること。でも、それは何のため、ということを考える、つまり、想像力をたくましくないと。。。その背景に何があるのか。。。そう考えると、少しは身の回りがちがって見えるのではないだろうか。

DSCN6063.JPG そうした想像力というか、あり得ないような新しい発想力。それも大事なこと。そうした発想力をしたとき、片方から見たら、何で、それはと思うこともあるかもしれない。ただ、現状を鑑み、ある種、苦肉の策として、ということもある。そうしたことは、現場に行ってみないとよくわからない。行ってみると、なるほどと思えることもあるのではないだろうか。サイエンスをするためには、これまでやってないようなことをやってみること。その意味では、果てしない想像力と発想力を発揮することが大事になるのだろう。

 そんな想像力と発想力が極限まで発揮されたのが「将棋界の一番長い日」である第73期将棋名人戦・A級順位戦の最終戦。昨日であった。夜が遅かったので、結果を知ったのは今朝になってから。。羽生名人への挑戦権とB級1組への陥落を巡る争い。どれくらいの極限なのか、実際の対局を見たことがないが、対局は持ち時間各6時間ということは、12時間以上、緊張が続く。実験をしていてもここまで連続した緊張感、なかなかないものと。そんな最終戦の結果、プレーオフ。さらなる想像力、発想力が続くのだろうと。そのすごさをすこしでもわけてもらい、この3月を乗り切ることにしよう。

DSCN6005.JPG
 わたなべしるす

 

≪ Prev  | diary Top | Next ≫

ARCHIVE