
去る10月11~13日、滋賀県立大学にて第114回日本育種学会秋季大会が行われました。琵琶湖のほとり、とても綺麗な校舎です。
今回はなんと、参加者の名札に彦根城のキャラクター"ひこにゃん"が印刷されており、プレミア感漂います。
今回渡辺グループからは、D1藤岡くん、M2金子さん、M2五十川さんが口頭発表、PD朴さんがポスター発表しました。
D1藤岡くんは、イネ雄性生殖器官におけるsmall RNAの網羅的解析、M2金子さんは、低温ストレスに対するイネ雄性生殖器官の形態および遺伝子発現プロファイル、M2五十川さんは、アブラナ科植物でみいだされた自家不和合性突然変異系統の遺伝学的解析について発表を行いました。
発表から、質疑応答まで。。。初めての学会での口頭発表でしたが、それを感じさせない見事な発表、とても立派でした!!自分の学生時代を思い出して恥ずかしくなってしまいました。素晴しかったです。
口頭発表会場は7つあり、それぞれ違うテーマで発表が行われました。
私は、ゲノム情報、発育生理、遺伝子たんぱく質、変異創成、変異解析の会場の発表をひとつづつ回っていましたが、座長の先生毎のカラーもあり興味深く発表を聞くことができました。
昼のポスターセッションでは、沢山の研究者、学生が活発に議論を交わしていました。
シロイヌナズナを用いた研究から、山形の有名な枝豆品種ダダチャマメを用いた研究まで幅広い発表がありました。
以前増子は畑で有機農業をするサークルに所属しており、ダダチャマメを育てようとしたことがあるので、ポスターを見ながら懐かしくなってしまいました。
午後からは会場が大きな2,3のホールに別れ、シンポジウムが開かれました。
特に今回は50回記念シンポジウムということで、"育種学最近のトピックス"というシンポジウムが開かれていました。
遺伝情報を実際の育種にどう導入していくかという観点で様々な試みが発表されていました。
私は何年も前に植物育種学会に行ったことがあり、その時は他を見る余裕がありませんでしたが、今回は落ち着いた目線で各発表を回ることができました。
情報収集もいいけど観光も!ということで、彦根城を見てきました。
天守閣は大行列で30分待ちでしたので見ることができませんでしたが。。。
彦根の景色、琵琶湖の景観や、美しい日本庭園、情緒あふれるキャッスルロードを堪能しました。
今回はとても久しぶりに学会に参加し。。。
研究室内だけでは得られない、多くの刺激を得ることが出来ました。
明日からまた新たな心構えで実験に励めそうです!
今回の講演会プログラムは日本育種学会HPにて公開されています。
http://www.nacos.com/jsb/
増子