今年の夏から、東北地区のSSH高校で、アブラナプロジェクト研究指導を行っています。
福島県立相馬高校では、B. oleraceaの多様性を形態、遺伝子レベルでの研究を展開しており、その研究内容の進展具合、今後の方針などについて、議論を行ってきました。植物の育成、isozyme研究方針など、生徒さんが積極的に行っていただいたおかげで、実り多きものでした。何より、同じ地区の相馬農業高校の方ともうまく連携しているようで、あすは、そちらの方で、植物の育成状況などを確認したいと思います。
今日の議論で、植物を育成することの大変さ、また、楽しさを感じてくれたようです。次に、伺うときにどのような発展があるかを楽しみにしています。
アブラナプロジェクト研究が大きく花開くように、年の瀬を走りたいと思った今日この頃でした。
わたなべしるす
2008年12月の記事です。
SSH指定校・福島県立相馬高校でのアブラナプロジェクト研究指導(12/5-6)
2008年12月 5日 (金)
来年は、環境改善に向けて。。
2008年12月 1日 (月)
来年のことを言うと、鬼が笑うと言いますが、そういえば、今年も残すところ、31日でしょうか。。あっという間でした。
今年もいろいろあったというのは、また、年末にするとして、今年の大きなことは、建物の改修工事でしょうか。地球に優しいという点では、建物を新築するより、効率的で、良いのではと思います。その意味では、地球で、CO2を吸収できる植物研究者としては、良いことをしたのではと思っています。その意味で、身の回りの植物、作物を大事にして、CO2を吸収するようにすることは、大学の目標にもあうとのこと。なによりです。研究をすることが、大学の目標に合うというのは、幸せなことです。
地球温暖化しても、すぐに、仙台が亜熱帯になるわけでもなく、異形花型自家不和合性を示す、スターフルーツが、仙台で栽培できることはないでしょう。さすがに。。。。出前授業による地域貢献という「環境作り」もできました。ことしは。
来年には、新しいlab spaceが完成するでしょう。その意味で、来年も、引き続き、様々な環境改善に向けて、labをと思うのでした。
わたなべしるす
「階層構造科学+現象数理学」研究会で招待講演(11/30-12/1)
2008年12月 1日 (月)
11/30-12/1に、海洋研究開発機構「階層構造の科学」研究グループと明治大学グローバルCOE「現象数理学の形成と発展」が企画した、「階層構造科学+現象数理学」研究会に招待され、「植物の多様性、自家不和合性、生殖」ということで講演をしてきました。物理現象、気象現象、金融・経済危機、非線形性、シミュレーション、など、きわめてheteroな研究会でした。
こちらは、数式など一切出さないで、現象をお話しして、様々なコメントいただけました。うまく、共同研究に発展できそうなコメントも頂けました。
なにせ、こちらがもっとも苦手としている「数式」があふれる2日間で、知恵熱が出そうでした。。。現象としては、いくつか理解できるものもあり、こうした物理学、数学をベースとした研究者と交流ができたことは、これからのlabの発展を新たな方向に導けるのではと思った、2日間でした。
わたなべしるす