
今年度最後の招待セミナーは、福井県立大・生物資源学部でした。コムギをベースに生殖形質を研究されている村井教授にお世話いただきました。ちょうど春休み期間ということもあり、学生、院生の聴講は少なかったですが、プレゼンのあと、30min以上の質疑があり、好評でした。
コムギといえば、京都大・遺伝研の木原均博士が、「ゲノム」という概念を構築され、コムギは、A, B, Dゲノムから構築されている6倍体であることを思い出しました。村井教授は木原先生のお弟子さんのお弟子さんだとか。コムギと同様に、Brassica属のA, B, Cゲノムの解析について1935年のU博士の解析が有名です。世の中不思議とつながっているものだと思いました。
そういえば、昨今の市町村合併で福井県立大のある町も統合され、永平寺町になったとか。永平寺といえば、曹洞宗の大本山。厳しい修行のお寺と聞いたことがあります。研究も同じように厳しくなければならないと思う今回のセミナーでした。
わたなべしるす