
SSH東北地区発信の「アブラナプロジェクト」(機関校:岩手県立水沢高校)が採択され、その指導委員を務めることから、第1回目の出前講義でした。SSH特別講義では、自家不和合性、アブラナ科植物の多様性の講義をしました。自家不和合性という植物の自他識別機構、キャベツの仲間であるBrassica oleraceaには、ケール、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー等、多様に分化していることを講義し、この講義をベースに、今年度のSSHの活動の一部とするようでした。
福島高校では、植物の持つ色素に興味があるようで、ハボタン、ダイコンの花の花色を研究するようでした。仙台と福島という物理的に近い距離であることもふまえて、よりよい連携ができればと思います。
明日からは、鹿児島県立錦江湾高校が行う「ダイコンプロジェクト」も指導します。東西の両雄がどのように発展し、連携できるのかを検討したいと思います。
わたなべしるす