今年で3年目となる七北田小学校、NSP。今年の5年生には、新しく日本のイネだけでなく、いろいろなイネを栽培して、それを比較してみようという、試みを始めました。植物に限らず、生物は多様です。同じイネでも日本の中にもたくさんの品種があります。コシヒカリ、ひとめぼれ、あきたこまち、きらら397、などなど。ただ、これらだけではあまり違いはよくわかりません。そこで、渡辺の研究室が元をたどれば、附属研究所である、農学研究所になります。その時代にたくさんのアジアのイネを収集された先生の財産を継承されている佐藤先生から、「Gemdjah Betom」、「IR-28」、「Kasalath」、「Peta」、「Tepa I」、「コシヒカリ」、「ななつぼし」、「日本晴」、「ムラサキイネ」の9品種を頂き、今日、バケツに移植をしたのでした。「ひとめぼれ」もいただいていましたが、すでに学校の水田にあるということで、ひとめぼれを除いた9品種になったわけです。
よく観察すれば、今日までの天候不順で徒長気味とは言え、葉っぱの色、背丈など、少しずつ違っていることに気がついてくれた子供たちもいました。田植え、講義の最後に、「学校に来たときは毎日、見てあげること。」それが植物を育てる上でとても大切なので、それをやることを約束しました。来月には、キャベツとブロッコリーの講義で伺います。それまでどれくらい成長し、観察ができているのか、それを見るのが、楽しみになってきました。
今回のイネは観察のモデルとも言えると思います。同じトマトでも、実の大きさ、葉っぱの形など、少しずつ違います。なので、イネだけでなく身の回りのいろいろなものを観察してみましょう。みんな同じというのはそもそも変であり、少しずつ、みんな違っているのが、自然だということを植物を通して理解し、それをいろいろな物事にも当てはめて考えてほしいと思う、今日の田植えでした。最後になりましたが、今回の田植えの準備をいただいた、理科専科の椎名先生、5年生の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。イネのこと、よろしくお願いします。
わたなべしるす
よく観察すれば、今日までの天候不順で徒長気味とは言え、葉っぱの色、背丈など、少しずつ違っていることに気がついてくれた子供たちもいました。田植え、講義の最後に、「学校に来たときは毎日、見てあげること。」それが植物を育てる上でとても大切なので、それをやることを約束しました。来月には、キャベツとブロッコリーの講義で伺います。それまでどれくらい成長し、観察ができているのか、それを見るのが、楽しみになってきました。
今回のイネは観察のモデルとも言えると思います。同じトマトでも、実の大きさ、葉っぱの形など、少しずつ違います。なので、イネだけでなく身の回りのいろいろなものを観察してみましょう。みんな同じというのはそもそも変であり、少しずつ、みんな違っているのが、自然だということを植物を通して理解し、それをいろいろな物事にも当てはめて考えてほしいと思う、今日の田植えでした。最後になりましたが、今回の田植えの準備をいただいた、理科専科の椎名先生、5年生の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。イネのこと、よろしくお願いします。
わたなべしるす