12/7の午後は、特定領域研究「植物ゲノム障壁」で、公募班員で参加されていた、京都大・生態研の工藤先生のところに招待頂き、アブラナ科植物の自家不和合性研究の現状とそれを支えた、昔の事柄について、セミナーを行いました。午前の分子生物学会の発表に続きというのは、ありがたい限りです。
アブラナ科植物の自家不和合性研究についていえば、2010年がまさにトピック的な年に当たり、「自家不和合性シロイヌナズナ」、「低分子RNAによる対立遺伝子間の優劣性制御」を、われわれの研究グループで明らかにできました。そんなトピックの話に至るまでのここ20年の話と、そこまでに至る、S遺伝子をどうやって同定するか、S遺伝子座の本体かと考えられていたSLGとはどのようなものであるか、また、1960-70年代には自家不和合性を打破するためにいろいろなことが試みられ、今でも、採種現場では使われている炭酸ガス(CO2)処理による自家不和合性の打破など、シロイヌナズナ研究を行っている人たちには、あまり知られてないようなことをお話しして、よい交流ができました。
新しいことは、次々と出る論文をカバーすればよいわけですが、その研究領域の古いことがどうなっていたのか、なぜ、そのような研究をしたかというのは、やはり、それをやっていた当時の先生方に話を聞くのがと思っております。以外とそうした方々との話で、思わぬ発展があるのではと。そうした古いことを大切にして、これからの研究をよりよい方向に発展できればと、思い起こさせてくれた、セミナーでした。
また、工藤先生自身、学生の頃に、遺伝生態研究センターで数年間、タネツケバナを使って、実験をしていたとか。その時期も、渡辺が農学部で助手をしていた頃で。重なりがあり、当時のセンターの先生方の話にもなり、びっくりでした。世の中の狭さを感じました。
最後になりましたが、招待頂きました、工藤先生に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後、よりよい方向で、共同研究などができればと思っております。
わたなべしるす
PS. そういえば、渡辺が今所属しているのは、生命科学研究科ですが、その母体は、「遺伝生態研究センター」でした。そこの客員教授をされていた方が、京都大の先生だったような。ふと、帰り道で、そんなことを思い出しました。
また、岩手大時代にお会いした方にも、最後の懇親会でお会いできたり。びっくりの連続の1日でした。
アブラナ科植物の自家不和合性研究についていえば、2010年がまさにトピック的な年に当たり、「自家不和合性シロイヌナズナ」、「低分子RNAによる対立遺伝子間の優劣性制御」を、われわれの研究グループで明らかにできました。そんなトピックの話に至るまでのここ20年の話と、そこまでに至る、S遺伝子をどうやって同定するか、S遺伝子座の本体かと考えられていたSLGとはどのようなものであるか、また、1960-70年代には自家不和合性を打破するためにいろいろなことが試みられ、今でも、採種現場では使われている炭酸ガス(CO2)処理による自家不和合性の打破など、シロイヌナズナ研究を行っている人たちには、あまり知られてないようなことをお話しして、よい交流ができました。
新しいことは、次々と出る論文をカバーすればよいわけですが、その研究領域の古いことがどうなっていたのか、なぜ、そのような研究をしたかというのは、やはり、それをやっていた当時の先生方に話を聞くのがと思っております。以外とそうした方々との話で、思わぬ発展があるのではと。そうした古いことを大切にして、これからの研究をよりよい方向に発展できればと、思い起こさせてくれた、セミナーでした。
また、工藤先生自身、学生の頃に、遺伝生態研究センターで数年間、タネツケバナを使って、実験をしていたとか。その時期も、渡辺が農学部で助手をしていた頃で。重なりがあり、当時のセンターの先生方の話にもなり、びっくりでした。世の中の狭さを感じました。
最後になりましたが、招待頂きました、工藤先生に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後、よりよい方向で、共同研究などができればと思っております。
わたなべしるす
PS. そういえば、渡辺が今所属しているのは、生命科学研究科ですが、その母体は、「遺伝生態研究センター」でした。そこの客員教授をされていた方が、京都大の先生だったような。ふと、帰り道で、そんなことを思い出しました。
また、岩手大時代にお会いした方にも、最後の懇親会でお会いできたり。びっくりの連続の1日でした。