東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】福島県立福島高校・SSH、科学者の卵「科学と現実と未来に向けて」と「ダイコン実験」(12/21)

2011年12月21日 (水)

 福島高校のSSHには、震災後から、時間を見つけて、実験環境科学者の卵の活動など、今年も数回伺いました。

 今回は、主に受験直前の3年生にということで、「科学と現実と未来に向けて」というテーマで、渡辺が高校生の頃何を考えていて、実際に受験でどうなったのか、その結果をどうとらえて、どうするのがよかったのか、など、これまで楽しんだというか、夢中になった「科学」を続けるために、今という現実をどうとらえて、未来につなげるのかというような話をしました。

DSCN2014.JPG 渡辺自身は、当時の共通一次試験、今のセンター試験は、思うように点数が出ず、様々な方面から追い詰められ、それをほっとさせてくれたのが、小学校の時の担任の先生でした。5, 6年の。今、お会いできなくなったのは、とてもつらいのですが。。でもそのときいただいた、「行くところがないわけではないのだろう。だったら、そこを目指せば。。」ということで、今があるわけです。

 そんな未来の科学者の継承者というか、卵というか、そうした方々の最初の大きなハードルについて、講義をして、議論ということでした。貴重な受験までの時間をいただきましたが、参考になれば、幸いです。

 講義のあとには、ダイコンの実験について、検討会。渡辺が4年生の時に、研究室の他のメンバーが行っていた薄層クロマトのことを思い出したりしながら、実験でした。懐かしく、楽しいものでした。

DSCN2015.JPG 最後になりましたが、企画頂いた、科学の橋爪先生をはじめとする先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 職員室でお話をしていたときに、和歌山での出前講義の話になったときに、その先生をご存じという先生がおはなしに加わり頂き、世の中の狭さを。ありがとうございました。

 それから、先日、昨年のダイコンコンソーシアムでの講義で、感動してもらったというか、参加していた生徒さんから、目標の大学受験に合格したと。。うれしい報告、ありがとうございました。


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