東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

3/11(金)、14:46から今日まで、その22(3/11)。

2013年3月11日 (月)

 昨日、一昨日の土日から、3.11関連のテレビが多かった。見ていてつらくなるものが多く、ほとんどのものは、そうでないものにチャンネルを変えた。津波などが見られないというのではなく、未だにこうなのかという思いの方が強い。テレビでも言っていたが、がれきが片付いたり、復旧、復興は始まっているものの、心が折れそうというか、限界までがんばっていて、いつになったら、そうでなくなるのか、沿岸部の方々でなくても、震災をうけた方々の心は、大なり小なり、そのような状況ではないだろうか。。。

 昼頃には、ずいぶん多くのたぶん、取材用のヘリコプターだろう、上空を飛んでいた。14:46には、研究室のメンバーで黙祷をした。とても長い1min間であった。これほど長いのだろうとか思えるくらい。。。。今日、こうした文章を書く時間がとれないかもしれないと思い、その21を先週記した。その間に、これという変化はもちろんないに等しい。水沢高校でのコアSSHの時に話に出た、関東大震災を復興させた「後藤新平」が、数日で復興させるためのグランドデザインをしたというのを聞いて、そうしたヒトが現在にいればということを。。。ただ、復興をさせるまでに、多くの現場で様々な経験を積んで、研鑽したからこそ、こうしたことができたということも。それは確かにそうなのかもしれない。機械にも、リスクマネジメント的なスイッチだったり、トラブルに備えたものが設置されている。しかし、そうしたものの多くは、実際に危機にならないと動かすことがほとんどない。常に、危ないものと思っているか、そうでないかによって、対応は、ずいぶんと変わるのではないかという気がした。可能な限りの経験をして、常に危機意識を持つこと、それが大事なのであろう。

DSCN5162.JPG 今週1週間くらいは、この、3.11にまつわることが多くのテレビ、netなどで取り上げられるであろう。それが年に1回ということではなく、もちろん、特集ということをいっているのではなく、常に、それぞれのヒトの心の中で、思う気持ちがあれば。。と思った、黙祷の時間であった。



 わたなべしるす

 PS. 昨日までで、大学入試前期試験の合格発表が終わったようである。希望を叶えることができた方、そうでなかった方。さまざまであろう。残された後期試験に向けて、できる限りの力を出してほしいと。。。仙台から、祈っています。あと少しです。

 PS.のPS. 和歌山県日高高校で行っているコアSSHの報告書というか、和歌山県近隣の自然を集めた冊子をいただいた。とてもよくまとまってあり、生まれ故郷の愛媛の自然、今の東北の自然と比較してみたいと思った。ありがとうございました。

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