東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【研究室訪問】循環型科学者の卵養成講座・発展コース・第2日「プラズマ照射法で自家不和合性を破る」(12/23)

2013年12月23日 (月)

 昨日に続いて「科学者の卵養成講座」発展コース。朝からの実験なので、さすがに。。よる◎しには。。。。最後は気合いと根性でlabに。このあたりは、学生さんの若さは、すばらしいです。

DSCN1187.JPG 実験は昨日の続き。サンプリングをして、プラズマ処理をしたり、タイムラプスをしたり。昼前には、プラズマ装置で共同研究をしている、工学部の安藤先生が装置の改造手術のために、きて頂いたり。。。今回の実験では、この改造した装置を使うことは、最終日に可能かもしれないですが。。。

DSCN1188.JPG 実験の合間には、せっかくなので、科学の議論をしてもらうために、Nature Digestを読んでもらったり。午後からは、渡辺の方で講義というよりも、自家不和合性を持っているアブラナ科作物のBrassica oleraceaがたくさん温室にあるので、その多様性の観察。ケール、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、コールラビ、葉ボタン、ロマネスコなどなどがどんな由来でなのかを説明したり、せっかくなので食してみたり、。。最後は、研究室に戻って、解剖したり、顕微鏡観察をしたり。合間にも、観察することの大切さを実感してもらえたのでは。。。

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DSCN1193.JPG 午前中からやっていたアニリンブルー染色の蛍光顕微鏡観察。蛍光色に光る雌しべの先端を見たのは、もちろん、初めてだったでしょう。見た瞬間に3人共が「おーーーー!!!」というのは、実験をsettingした方も、何よりでした。しっかりどの部分が何なのか、あれこれと観察していました。花粉動態観察と蛍光顕微鏡観察を平行してやっているので、最初は大変なようでしたが、3人で議論をして、あれこれと考えて実験している様子は、頼もしいと。。。また、実験を始めた頃には、TAの方々から言われていることができるのだろうかといっていたのが、最後の頃には、こういうことなのだと、しっかり、自分たちの感覚にしていたのは、五感をフル活用して、実験しているのだと。。ここでやったことをしっかり覚えていて下さい。この実験でなくても、きっと将来どこかで、この五感をフル活用することの大切さもわかると思いますので。

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DSCN1195.JPG 今日もTAをしてくれた、曽根さん、辺本さん、ありがとうございました。なんとか2/3終わりました。あと、半日、なんとか。。。。たどり着けそうです。


 わたなべしるす

 PS. 夕飯は受講生の皆さんと仙台駅の牛タンのお店に。渡辺は昔ながらのところというか、そんなメニューが普通なのですが。。。今は、ずいぶんとお店もメニューも増えました。で、さっそく、仙台二華の丹野さんが今日の夕飯の写真を、送ってきてくれました。ありがとうございました。あと、半日、がんばって下さい。

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