昨日の午前中にコアSSHの運営指導委員会。午後に渡辺の講義。その前後と、今日8/22の午前中が、コアSSH研究会での今年度の計画発表。1日目は雨も降ることなくというか、猛暑でしたが、2日目は、午前中に雨が降るという予報でしたが、その通り、雷を伴って、短時間に。。。ゲリラ豪雨というのでしょうか。何か、いろいろなことが制御不能な状態になりつつあるような。。。何とかならないものかと、思うばかりです。。。。
昨日も書いたとおり、このコアSSHは元々「ダイコンコンソーシアム」というダイコンを様々な角度から研究しようという全国組織であったものが、コアSSHとなって、ダイコン以外の研究にも波及させると言うことで。年を追うごとに、ダイコン以外の研究発表が多くなったことと、ダイコンを植物としてとらえはする訳ですが、物理的ストレスなどとの接点を求めるようなものも。植物の音に対する反応というのは、果実の成熟などにと言うことが言われることがありますが、科学論文などになったのは見かけなかったのですが、7月はじめにこのHPでも書いたような論文も出つつあり、どの様になっているのか。。。そうした背景を含めて、高校生もトライしてほしいなと。また、研究の目的というか、こういう違いを比較して、何が起きるかを見るというのは、よくある実験系。では、その違いの部分の本質でないところと言うか、結果というか、その部分かというのは、少しtryの方法が違っているような。。。そうした意味で、実験方法というか、何を観察するかということなどを考え直すと言うことは、大事ではないかと。もちろん、普段のわれわれの実験系でも同じことなのですが。。。考えさせられました。
以前にも、ダイコン多様性と言うことで、講義をしたことがあると思いますが、ダイコンは基本、自家不和合性。つまり、これは良さそうだなという植物体を集めて、集団で採種したら、遺伝学的には、雑ぱくな集団。それに対して、○△交配と書かれたものは、○△種苗会社がF1品種として育成したもの。先の集団で採種したものよりは、遙かに均一性が高い訳です。遺伝的背景をそろえて実験をすること。遺伝学をやらないにしても、常に考えておかないと、dataの振れが大きくなったときに、それが何によるのかを考える上で、大事なポイントになるかと。。。
また、いくつかの高校の発表では、高校生が小学生に教えるような「アウトリーチ活動」について説明をしていたところも。このコアSSHの取組が小中高大連携と言うことですので、12月の年度末発表会に向けて、このコアSSH全体としてがんばってほしいと。何よりも、説明をできると言うことは、そのことをきちんと理解していないとできないこと。まさに、科学の本質を理解することにつながると思いますので。最後になりましたが、錦江湾高校の樋ノ口先生、河野先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。どこかでまた、こうした機会を頂ければ、幸いです。
わたなべしるす
PS. 本コアSSHの参加校の中に、広島県立広島国泰寺高校の方々も。このコアSSHの前に広島に考えられないような豪雨が。。。参加されてない先生、生徒さんもいらっしゃり、気になるところですし、なにより、この場を借りて、哀悼の意を表します。
PS.のPS. 途中関西で、生殖関係の先生と久しぶりにお目にかかって、ずいぶんたくさんの情報交換をさせてもらえました。ありがとうございました。さらにdeepな共同研究体制ができるようにしたいと思いますので。
PS.のPS.のPS. コアSSHで同じく運営指導委員をされている鹿児島大名誉教授の大木先生からアウトリーチ活動などに関わる書物を頂きました。それと一緒に「札幌農学校」に関わる冊子も。設立後、しばらくして、東北帝国大学が設置され、それに伴い、札幌農学校は東北帝大の分科大学(農科大学)となったということ。その後、北海道帝国大学ができ、北海道帝国大学農科大学ということ。つまり、東北帝国大学設置から、北海道帝国大学設置の間は、農学部が東北大にあったわけですが、その後はなく、戦前の1940年に附置研として、農学研究所が。。。それが今の渡辺のいる研究室のご先祖様となります。なので、何か、不思議なご縁だなと。。。ありがとうございました。
それから、大木先生から「小中高大連携の発展のためにも、学部生を指導するというか、どこかの学部に所属すると言うことはとても大事なことだと思います。」と。たしかに、「大」は、基本、「大学」であって、「大学院」でもあろうかと。ただ、たしかに現状では途中で切れていると。そんなことを示してくれたのだろうと。。それに向けて、がんばってみようと。。。ありがとうございました。
昨日も書いたとおり、このコアSSHは元々「ダイコンコンソーシアム」というダイコンを様々な角度から研究しようという全国組織であったものが、コアSSHとなって、ダイコン以外の研究にも波及させると言うことで。年を追うごとに、ダイコン以外の研究発表が多くなったことと、ダイコンを植物としてとらえはする訳ですが、物理的ストレスなどとの接点を求めるようなものも。植物の音に対する反応というのは、果実の成熟などにと言うことが言われることがありますが、科学論文などになったのは見かけなかったのですが、7月はじめにこのHPでも書いたような論文も出つつあり、どの様になっているのか。。。そうした背景を含めて、高校生もトライしてほしいなと。また、研究の目的というか、こういう違いを比較して、何が起きるかを見るというのは、よくある実験系。では、その違いの部分の本質でないところと言うか、結果というか、その部分かというのは、少しtryの方法が違っているような。。。そうした意味で、実験方法というか、何を観察するかということなどを考え直すと言うことは、大事ではないかと。もちろん、普段のわれわれの実験系でも同じことなのですが。。。考えさせられました。
以前にも、ダイコン多様性と言うことで、講義をしたことがあると思いますが、ダイコンは基本、自家不和合性。つまり、これは良さそうだなという植物体を集めて、集団で採種したら、遺伝学的には、雑ぱくな集団。それに対して、○△交配と書かれたものは、○△種苗会社がF1品種として育成したもの。先の集団で採種したものよりは、遙かに均一性が高い訳です。遺伝的背景をそろえて実験をすること。遺伝学をやらないにしても、常に考えておかないと、dataの振れが大きくなったときに、それが何によるのかを考える上で、大事なポイントになるかと。。。
また、いくつかの高校の発表では、高校生が小学生に教えるような「アウトリーチ活動」について説明をしていたところも。このコアSSHの取組が小中高大連携と言うことですので、12月の年度末発表会に向けて、このコアSSH全体としてがんばってほしいと。何よりも、説明をできると言うことは、そのことをきちんと理解していないとできないこと。まさに、科学の本質を理解することにつながると思いますので。最後になりましたが、錦江湾高校の樋ノ口先生、河野先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。どこかでまた、こうした機会を頂ければ、幸いです。
わたなべしるす
PS. 本コアSSHの参加校の中に、広島県立広島国泰寺高校の方々も。このコアSSHの前に広島に考えられないような豪雨が。。。参加されてない先生、生徒さんもいらっしゃり、気になるところですし、なにより、この場を借りて、哀悼の意を表します。
PS.のPS. 途中関西で、生殖関係の先生と久しぶりにお目にかかって、ずいぶんたくさんの情報交換をさせてもらえました。ありがとうございました。さらにdeepな共同研究体制ができるようにしたいと思いますので。
PS.のPS.のPS. コアSSHで同じく運営指導委員をされている鹿児島大名誉教授の大木先生からアウトリーチ活動などに関わる書物を頂きました。それと一緒に「札幌農学校」に関わる冊子も。設立後、しばらくして、東北帝国大学が設置され、それに伴い、札幌農学校は東北帝大の分科大学(農科大学)となったということ。その後、北海道帝国大学ができ、北海道帝国大学農科大学ということ。つまり、東北帝国大学設置から、北海道帝国大学設置の間は、農学部が東北大にあったわけですが、その後はなく、戦前の1940年に附置研として、農学研究所が。。。それが今の渡辺のいる研究室のご先祖様となります。なので、何か、不思議なご縁だなと。。。ありがとうございました。
それから、大木先生から「小中高大連携の発展のためにも、学部生を指導するというか、どこかの学部に所属すると言うことはとても大事なことだと思います。」と。たしかに、「大」は、基本、「大学」であって、「大学院」でもあろうかと。ただ、たしかに現状では途中で切れていると。そんなことを示してくれたのだろうと。。それに向けて、がんばってみようと。。。ありがとうございました。