東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【全学教育科目・展開ゼミ】理学部・藤井経過報告(18)

2014年10月28日 (火)

 こんにちは。理学部の藤井穂乃香です。第一回目の経過報告をします。私はカブとレッドキャベツスプラウトを育てています。

 ○カブにつ いて10/11にシャーレに種を撒きました。翌日には殻のようなものが割れて中から根が出てきて、13日には鉢に植えました。種を撒いてから一週間経った 18日頃にはすべての芽の双葉が出揃い、それからは本葉が少しずつ生長するのを、茎に土をかけながらずっと待っている状態なのでなんだか失速したように感 じていますが、根気よく育てていきたいと思います。日中はベランダの日当たりのいいところに置き、夜は少しでもあたたかいところへと思いこたつの上に置い て育てています。水は土の表面が乾いてきたらあげるようにしています。本葉がなかなか大きくならないので肥料をあげようかどうか迷っています。

Fujii-1028-01.jpg
 ○レッドキャベツスプラウトについてこちらもカブと同様10/11に種を湿らせたキッチンペーパー上に撒きました。24日くらいには長いもので約8㎝に 生長していました。しかし、カップの中央付近に撒いたものの生長がカップの淵付近のものに比べて遅いことが気になり、しばらく放置していましたが今日見て みたら写真の通り元気がなくなってしまいました......。元気が無くなってしまったのは種を撒いてから収穫もせずかなりの時間が経ってしまったからだと思いま す。また、撒いた場所によって生長の度合が違うのは種の撒きすぎが原因でカップの中央付近のものに光が当たらなかったためではないかと考えました。しかし これは日光が植物に対して斜めに入射することを前提として考えたことなので、植物の真上からライトなどで光を当て続けたらまた違う結果になるのではないか とも思いました。最終的に、スプラウトは一番長いもので約9㎝、一番短いもので約3㎝になりました。

Fujii-1028-02.jpg
**********************
渡辺コメント

 理学部・藤井さん、投稿、ありがとうございました。投稿の仕方も、昨日のスタッフからのコメントをしっかり読んで対応しているのは、niceです。双方向での交流という趣旨を理解してもらっていると思っています。ありがとうございます。

  さて、カブとレッドキャベツスプラウトですか。まず、カブについてですが、よく観察していますね。しっかり茎が徒長しないように管理しているのは、よいこ とだと思います。月末になってずいぶんと寒くなってきたので、生長が遅くなってきていると思います。昼間に日当たりのよいところだとすると、2つの可能性 があって、1つは記事に書いてあるように、肥料不足。もう1つは、水のやり過ぎで、根っこの生長が抑制されている。根腐れの可能性があります。去年の基礎ゼミの記事もたくさんありますが、一度見てみて下さい。水のやり過ぎは、愛情の裏返しで、帰って生長を悪くするというのがたくさん例がありますので。少し乾かし気味にして、小倉君の記事を参考にして、肥料をあげてみて下さい。

  スプラウトも、5cmくらいになっていますね。平均的に見て、。市販のキャベツ、ブロッコリースプラウトをスーパーで見てみて下さい。同じくらいの大きさ だと思います。ちがうのは、市販のは、すべてまっすぐ上に育っているはずです。種を播く密度、これは難しいですね。まだ、種がありませんか、次はもう少し 密度を控えて、播種してみて下さい。あとは、まっすぐ上に育つように工夫、上からライトを当てると書いていますが、そうかもしれないですね。工夫をすることが 大事です。他の人の記事を参考にして、管理を工夫して下さい。次の記事を楽しみにしています。

 わたなべしるす
**********************

≪ Prev  | diary Top | Next ≫

ARCHIVE