こんにちは。農学部二年メンターの木幡です。連投になりますが、温室の野菜についても近況報告をしたいと思います。
研究室の温室内の近況。以下に続くものも含め、写真はいずれも11/06に撮影したものです。播種はどれも09/15に行いましたので、生育52日目になります。良質な新しい土を用い、適切に追肥を行ったため順調に生育しています。9/15の播種以来、小松菜などはすでに収穫できそうです(写真を忘れてしまい申し訳ありません...)。みなさんはどれがどれだか同定できますか?写っているものは皆さんにお配りしたものしかありません。
収穫間近のミズナ「京みぞれ」。右は散布した薬剤の画像。こちらももう収穫できそうです。大きさの参考にしていただくため自分の手も写っています。途上、ミズナにはチョウの幼虫が発生し葉を食害していたので、見えるものは手で捕まえてつぶし、念のため薬剤駆除も行いました。ちなみにこの薬剤「トアロー水和剤CT」は、バチリス・チューリンゲンシス菌という細菌が産生する結晶性の毒素に由来する薬剤で天然由来の農薬ということになります。ほかにも、農薬の中にはストレプトマイシン、バリダマイシン、ピレトリンなど、殺菌・殺虫の双方の分野において生物由来の化学成分を用いたものが多くあります。また、生物それ自体が生物農薬として用いられる場合もあります。一言に農薬いっても、安全性や由来にはさまざまな幅がありますので、関心を持った方は調べてみてください。無農薬至上主義は必ずしも生産者と消費者双方にとって得でないということがわかるかもしれません。
白菜の様子。画像にあるのはミニ白菜「黄味小町」という成長の早い小型の品種であるため生育が早く感じられます。すでに結球の兆しが見られます。このま
ま生育してくれれば年内中に収穫ができそうです。ミズナやキャベツと比べ、白菜には葉に小さな毛がたくさん生えているためか、食害する昆虫が少ない印象を
受けます。害虫防除の参考に。
左は四季どり辛味大根「雪美人」、右はあまうま小かぶ「あやめ雪」。根っこものチームも生育に関してはおおむね順調です。しかし、種袋の裏の説明では播種後50日前後が収穫期とあるので、生育は少し遅れているようです。秋の冷え込みが早かったのが原因かもしれません。
ほかに、ブロッコリー、カリフラワー類およびキャベツの生育はもともと以上に挙げたものよりも緩慢なため来春まで待たなければならないかもしれませんが、病害などは今のところなく、順調な生育のように思われます。
では、皆さんにおかれましても今後も楽しく有意義に野菜の栽培を継続してくださいませ。この記事が少しでもの手助けになれば幸いです。




ほかに、ブロッコリー、カリフラワー類およびキャベツの生育はもともと以上に挙げたものよりも緩慢なため来春まで待たなければならないかもしれませんが、病害などは今のところなく、順調な生育のように思われます。
では、皆さんにおかれましても今後も楽しく有意義に野菜の栽培を継続してくださいませ。この記事が少しでもの手助けになれば幸いです。