種取りと緑のドレス
2009年10月23日 (金)
データベース講習会 in 筑波
2009年7月 6日 (月)

梅雨よ早く去ってくれ~(切実)!!!
皆様こんにちは。。。
湿気にやられそうな、北海道生まれのM1おだで御座います。
7月2,3日の二日間、D2藤岡さん、M1ルーペ、M1おだのイネ研究三人組は農林水産省筑波事務所・電農館で行われた重要形質領域データベース(DB)講習会に参加してまいりました。
講習会ではイネの研究に役立つことが期待される実績のあるDBはもとより、新たに構築された、あるいは、構築されつつあるDBが紹介されました。講師は実際にDBを構築された方々で、主宰されているDBの解説だけでなく、関連のあるDBやリソースの紹介もして頂きました。
端末を操作しながら指導を受けることができ、大変勉強になる講習会でした。DBにはゲノム研究やリソース研究から得られる膨大な情報が蓄積されているので、これらの情報を自分たちの研究に有効活用できれば良いなと思っています。
講習会の懇談会では他大学の学生やPDの皆さんとも話をする機会があり、自分に近い世代の方々が何を考えているかを知れて刺激を受けました。
さあ、今日もがんばろう!
文責 M1 おだ
昔の遺伝学実験材料---B. mori----
2008年8月30日 (土)

8/27にSSH指定校の愛媛県立松山南高校で、カイコと使った実験風景に出会いました。昆虫は、幼虫、蛹、成虫へと変態をするという不思議があり、20年近く前の学部学生だった頃の、昆虫学の講義・実験を思い出しました。その当時もあったのだと思いますが、飼育するために必要なえさに、カイコの葉っぱでなく、人工的に合成したものを使っているのは、感動でした。講義で習った頃は、幼齢が低いときには難しいようなことを聞いていたので、なおさらでした。学生の頃の実験では、クワの葉っぱを拾ってきて、幼虫をカイコ蛾にして、産卵させたこともありました。
そんなカイコは、古くは日本の輸出産業を支えたこともあり、また、古くからの遺伝学実験の「モデル生物」の走りなのかもしれません。飼育するために、クワの葉を集めるという制限があったり、一定のスペースがないと、遺伝学実験をやることが難しかったことは、自家不和合性研究の「アブラナ」で、遺伝学実験をすることの大変さと同じなのかもしれません。そんなこともあり、昆虫のモデル生物もより小さなものへ変わったのでしょう。アブラナも「シロイヌナズナ」へ転換する時期なのかもしれません。
ただ、古い材料、実験だからといって、軽んじることはできず、かえって、われわれの気がつかないような詳細な記述や実験が行われていることは、高く評価すべきなのかもしれません。自家不和合性の研究も、1900年代の初めの頃の論文を今一度見てみることは大事なことなのでしょう。
カイコをみて、「温故知新」という言葉の重さと重要性を再認識した、今日この頃でした。
わたなべしるす
COE成果報告会
2008年3月 4日 (火)

皆様、こんにちは。岩手大学COEプロジェクト『熱ー生命システム相関学拠点創成 --生物の寒冷適応機構をモデルとしてー』の博士研究員として、渡辺先生の研究室に所属させていただいている風間です。
先日、COEプロジェクトの2007年度研究報告会が岩手大学で開催されたので、冬の盛岡へ出張して参りました。仙台以北の冬は、未体験な上に、今年は例年よりも寒さがきびしいのでドキドキでした。今回は、研究報告会ということで、研究員、RAの学生さんが、今年度の結果をプレゼンして、議論をするのが目的でした。
このプログラムでは、タイトルからも分かる通り、低温に対するさまざまな植物の反応、防御などを研究しております。扱っている植物も、シロイヌナズナ・ザゼンソウ・イネと、バラエティに富んでいます。特に、ザゼンソウなどは外気温に反応して発熱する器官を持っていることが知られており、そのシステムの解明への研究はこのプログラムの大きな柱となっています。さらに、発熱の制御をモニタリングすることで、工学面への応用も目指しており、興味深いです。このように、さまざまな研究分野の研究者が、議論をすることはそうないので、毎年一回、有意義な時間を過ごしています。
一方、冬の盛岡を満喫できたかと言うと、そうでもなかったです。。。ほとんど一日中建物の中にいたので、寒さも感じることなく、寒さが緩んで来た仙台へ戻ってきました。写真は、岩手大学といえば、宮沢賢治というわけで、宮沢賢治も在籍した旧盛岡高等農林学校本館です。現在は、岩手大学農学部附属の農業教育資料館となっているようです。その周辺の植物園なども、さまざまな植物が植えられていて、なかなか楽しいです。