東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2007年9月の記事です。

学会に行ってきました。

2007年9月27日 (木)

9月22日~23日に山形大学で開催された第112回日本育種学会に行ってきました。
今回は、高田技官、PD諏訪部、D3秋田君(菅野グループ)、M2佐藤君、M2藤岡君の4名で参加し、佐藤君と諏訪部が発表しました。

佐藤君は、学部生時代から高田技官と取り組んでいる「一側性不和合性」という現象について発表しました。この現象は、植物が遺伝的多様性を維持するために獲得した性質の一つで、今まではその制御機構が全く解っていませんでした。それを遺伝学的に解明したのが彼の研究成果です。多くの方が聴きに来てくれ、注目度はとても高かったと思います。彼にとって初めての学会発表でとても緊張していたようですが、長年取り組んできた研究の成果をたくさんの研究者の方の前で発表できることはとても嬉しいことです。研究者の醍醐味の1つではないでしょうか。

諏訪部は、昨年イギリスで行っていた研究について報告しました。ハクサイとナタネ(菜の花)、シロイヌナズナ(モデル植物。アブラナ科の雑草)の間で遺伝地図(連鎖地図)の統合を行い、近縁種間のゲノム構造の違いを明らかにするとともに研究成果の種間での共有を可能にしました。

高田技官は、渡辺研の研究をさらにレベルアップするための情報収集と佐藤君の発表のサポート。藤岡君は、初の学会参加ということで、少々緊張気味ながらも学会の歩き方や研究最前線を感じ取ることができたのではないかと思います。秋田君はD3ということで、いろんな研究者とのコミュニティの拡大にがんばっていました。

っと、各人いろんなことが満載で、とても有意義な学会参加になりました。

あと、お米と日本酒も最高でした。さすが米どころ庄内山形です。
秋の学会は、各地の味覚が楽しめるのでやめられません!

諏訪部

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今日から、研究室ダイアリーを始めます。

2007年9月16日 (日)

homepageを新しくして、気分一新です。
生命科学、植物科学の周辺では、毎日いろいろなpaper, ニュースがでています。
地球温暖化という点では、20年後には、東北でも柑橘が栽培できるようになるとか。。愛媛出身の渡辺には、何となく複雑な気分です。
研究している植物の生殖形質も不良環境から、影響を受けて、子実生産が下がります。そんなこともあり、われわれの研究が植物、作物生産に向上できればと思います。
数日おきに、メンバーが日記を記すでしょう。お楽しみください。

わたなべしるす。。。


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