東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2008年1月の記事です。

東北地区SSH指定校・合同発表会コメンテーター

2008年1月28日 (月)

1/26(土)に岩手県立水沢高校で東北地区のSSH (Super Science High-school)の合同発表会でコメンテーターを引き受けました。
昨今の理数科離れと言うことで、JSTが全国の高校に公募をする形で、理数科の教育研究を行っているプログラムでした。自分が高校生の頃に、同じようなものがあれば、ずいぶんとサイエンスに対する見方が変わったような気がします。その意味で、最近の高校生の環境は良くなったと思います。
次年度以降は、渡辺が担当できそうな「生物」の領域で活発な研究発表が展開できるようになる、お手伝いができればと思いました。

本題とはそれますが、水沢高校の玄関のところにとても大きな「砥部焼」の造形物がありました。小生の生まれた愛媛県が誇れる「砥部焼」の窯元で修行されている人が、水沢高校の卒業生にいらっしゃるとのことでした。東北の方が遠い四国で仕事をされ、小生のような今治人が東北で仕事をしている、何か不思議な「縁」を感じました。

G-COEの申請も近いですが、何より、高校などと連携をして、理数科離れを防止して、植物、環境などを考える人材を増やしたいと思った次第でした。

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国際学会Plant & Animal Genome XVI参戦中!

2008年1月15日 (火)

皆さんこんばんは。

ただ今、国際学会Plant & Animal Genome XVIの参加発表に、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴに来ています。この学会は、'ゲノム'をキーワードに遺伝学(Genetics)やゲノム学(Genomics)を研究している人たちが世界各地から集まる大きな学会で、サンディエゴ東部のリゾートホテルを貸し切って行われています。おしゃれプールなどもありますよ(アジア人は似合いませんが・・・)。

今回は、M2藤岡君、M1金子さん、PD諏訪部の3人で参加しています。
こちらは今、月曜日の夜11時を過ぎたところです。今日で学会もちょうど中間地点ですが、前半2日でかなりの成果が得られ、3人とも少し興奮気味です。
 藤岡君は、彼の研究テーマであるSmall RNA(遺伝子発現をコントロールするRNA)についてのセッションやポスター発表に参加し、たくさんの知識や情報を集めています。それと同時に、この分野がどれだけホットなテーマなのかを実感したようです。
 金子さんは、マイクロアレイ(どの遺伝子がいつ・どこで・どれくらい発現しているかを網羅的に解析する方法)について情報収集し、彼女のテーマに一番フィットする方法を探索しています。とてもデリケートな解析手法なので、ここをきっちり押さえないといけません。
 諏訪部は、アブラナ科ゲノム国際コンソーシアムの会合参加やイギリス時代のボスとのミーティングを行い、研究の現状と今後の動向について調査しています。

今朝は、ケンブリッジ大学のD. Baulcombe教授によるSmall RNAメカニズムについての特別講演があり、爆発的なスピードで進んでいる彼の研究成果についてreal timeで知ることができました。これはとてもすばらしい発表で、凄くいい刺激を受けました。
 午後からはポスターセッションがあり、藤岡君・金子さんは初めての国際学会発表ながらかなり奮闘していました。周りから見ていてとても立派でしたよ!

その他にも、昨日午後には共同研究者の東京大・矢野先生とミーティング、夜はソーク研・矢崎さんとの日本食を交えながらのディスカッション等、密度の濃い時間を過ごしています。こんな凄い方達と長い時間お話できるのも、国際学会のいいところかもしれません。渡辺先生の研究ネットワークの広さにも驚かされます。

学会参加といってもたまには息抜きも必要ということで(毎日巨大ハンバーガーではさすがにきついです・・・)、今日の昼食は会場からトラムで2駅のメキシコ料理屋に行ってきました。さすがメキシコ国境の町だけあって、日本で食べるものとは一味違います。諏訪部のイギリス時代の友人も一緒に行ったおかげで、スペイン語翻訳は完璧でした。

明日は最後の大きなひと山のセッションが朝10時からあります。このセッションは、今後の渡辺研の大きなキーポイントになる可能性を秘めているので、3人で気合いを入れて聞いてこようと思っています。これが終われば後は細かい情報収集だけなので、UCサンディエゴ訪問(アメリカアカデミズム体験ツアー)やConference Dinnerなどを織り交ぜながら今後につながる「何か」を見つけてきたいと思っています。

諏訪部

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ペンタブが届きました。

2008年1月 9日 (水)

増子です。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年は例年より暖冬ということで、あまり雪も降らず、すごしやすい年末年始だったなあ、と思います。増子は年末年始をほとんど寝正月で過ごしましたが、2日は、2日だけは!朝から初売りに並びました。寒かったですが、仙台商人の心意気、存分に堪能致しましたよ!
さて、仕事はじめ(7日)から3日たち。。。D論の第一次締め切りが過ぎてほっとするのもつかの間、修論の第一次締め切りがもうすぐ。また、今週末からのアメリカ・サンディエゴでの学会準備など。。。学生さんにとってはジェットスタートな年始です。修士論文作成組、海外学会出席組は口だけ笑って目が死んで。。。そんな横顔がなんとも切ない今日この頃です。

閑話休題、小さなことですが。。。今日ペンタブレットが届きました。去年、HPの写真加工用に渡辺先生が注文してくださったものです。ありがとうございます!ペン型のマウスなので、絵や文字が書きやすい上、筆圧を検知して線の太さが変わります。。。デスクトップに直接文字を書き込めたり、パワーポイントに文字を書き込めたりできるようです。紙に文字を書いてる感覚で扱えて、会議やプレゼンに使えそうですね。
早速使ってみました。オーソドックスに写真にラクガキ(笑)をしました。。。写真の代わりにイラスト描いて、絵日記風もいいかもしれません。イラストも試し描きしましたが今回は公開しません(笑)もう少し練習します。マウスと勝手が違うので、ちょっと慣れるのに時間がかかります。。。休憩時間を使って、これから使い倒してみます!

今年の私の抱負は。。。
一歩一歩、確実に進むこと。進むときは、自分の後ろを振り返ること。何かを忘れないように、残さないように。って感じで!本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします!


ますこ

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2008年の年始に。

2008年1月 1日 (火)

新年あけましておめでとうございます。
1年がたつのがあっという間になってしまいました。ついこの前に、年始の挨拶をしたような気がします。
渡辺が東北大に異動して、この3月でちょうど3年がたちます。この間に蓄積してきた研究内容を論文として、少しでも多く、より質のよいものとして発表したいと思います。そのためにも、研究室のメンバーが総力を挙げて、研究を行いたいと思います。
渡辺に今年から新しく始まったこととして、日本植物生理学会誌、PCP editorを仰せつかりました。何がどこまでできるかわかりませんが、皆様のお役に立ち、PCPの質向上に貢献できればと思います。
皆様にとってよい1年でありますように。また、研究室に多くの福がありますように。

わたなべしるす

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