東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

鹿児島県立錦江湾高校でのSSH特別講義・実習「ダイコンの播種から栽培まで」(2/4)

2009年2月 5日 (木)

昨年の10月に錦江湾高校でアブラナ科植物の多様性の講義をしましたが、鹿児島には桜島ダイコンという20kgを超えるダイコンが特産としてあります。これを生かした研究を展開したいということから、SSH発表会の翌日、SSH特別講義・実習「ダイコンの播種から栽培まで」を実施しました。30名弱の参加があり、身近な自然に興味を持っているということを実感できました。

高校生にとっては、植物を種から育てるというのは、小学生のアサガオなどの栽培以来のようで、種まきのときにどのようなことが重要なのか、芽が出たら、そのあと、どのように管理すればよいのかということについて、熱心に聞いていたのが、印象的でした。なにより、高校生になると、土をさわることから遠ざかっているようで、楽しそうに土を混ぜたり、植物を移植している様子は、ある種ほのぼのしたものがありました。今週中には芽が出て、南国・鹿児島からもアブラナ科植物を利用した研究の芽が出そうなことは、とても楽しみでした。web上で生育の様子も公開するとか。遠く離れたところにいるので、いつも見ることができない分、internet経由で見ることができるのは、頼もしい限りです。楽しみに待つことにします。

わたなべしるす

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