
SSH九州地区発信の「ダイコン多様性プロジェクト」(機関校:鹿児島県立錦江湾高校)が採択され、その指導委員を務めることから、第1回目の出前講義でした。ダイコンは、桜島ダイコン、守口ダイコン、聖護院ダイコンのように、形・大きさなどが異なり、辛味の程度も異なります。さらに、海浜地区には、自生・野生化したハマダイコンもあり、こうしたものの、様々な形質、自家不和合性遺伝子を調べることは、とても興味深いことです。
そこで、こうした多様性、自家不和合性について、SSH特別講義を行いました。さらに、こうした植物の栽培特性などについて、実習しました。担当の先生方がとても工夫され、肥料袋で、栽培したり、大きめの黒ポットでの栽培など、こんなこともできるのだと、感心させられました。
この地方に多くある、コウヤマキという植物の抗菌性なども調べており、とても高いactivityでSSH活動をされているのが、感動でした。
8月には、「ダイコン多様性プロジェクト」の全国大会で、10数高のSSH高も参加することから、より高いレベルでの議論、実験が共同でできる基盤を感じたのでした。
わたなべしるす