東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2009年9月の記事です。

仙台市立川平小学校での出前講義「「花の不思議な世界」--りんごの花からリンゴができるまで??--」(9/1)

2009年9月 2日 (水)

 東北大と仙台市教育委員会の連携による「出前講義」も今年で5年目を迎えました。今年の最初の小学校は、「川平小学校」からです。また、新しい小学校で、植物の不思議、花の不思議を教えることができるのはうれしい限りです。仙台市青葉区川平という場所は、学生の頃、友達が住んでいたり、近くを通ることはたくさんありましたが、小学校がこんなところにあるとはという場所でした。5年生・3クラスで、90名と校長先生を始め、5名の先生も受講していただいたのは、うれしい限りでした。

 今回の出前講義は、「「花の不思議な世界」--りんごの花からリンゴができるまで??--」ということで、リンゴをモデルとして、花が咲き、受粉、受精して、リンゴができる。その過程には、花粉管が伸びる、自家不和合性という、花粉の自他識別があるという、植物のダイナミクスを、話しました。花粉管が伸びたり、自家不和合性反応が、柱頭の表面で起きると、「へーーー!」という歓声が。やはり、動画はインパクトがあるようでした。最後に、10名を超える生徒さんから、とても純粋な発想の質問をたくさんもらいました。感想文が届くのが楽しみです。

 川平小学校では、「科学工作クラブ」の指導の一環として、キャベツのなかまの栽培と交配もやって頂けるということ。また、元気な生徒さんたちと会えるのを楽しみにしています。キャベツがどのように育つのか、よく観察してくださいね。


わたなべしるす

PS. 川平小学校の校長先生が、渡辺が講義を終えて帰るときに、構内の掲示板に講義の様子を掲示していただいただけでなく、小学校のHPのtop pageに講義の様子を掲示いただきました。とても感動しました。ありがとうございました。

http://www2.sendai-c.ed.jp/~kawadai/
http://www2.sendai-c.ed.jp/~kawadai/news/index.php?UID=1251785559

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台風一過

2009年9月 1日 (火)

昨日の夕方から、今朝にかけて、雨風強くなり、台風が通過したのだなと思いましたが、通過時間が、夜中だったおかげで、一番ひどい時期は、睡眠中という、もっともよいパターンだったのでしょうか。ただ、水田のイネのことを考えると、少々気になりましたが。。特に、実験の圃場に関しては、被害も出てないようです。それよりも、気になったのは、昨日の夜の気温が、16oC前後で、今日は25oC近く。植物にもよくないでしょうが、われわれ、ヒトにも、余りよいものではありません。梅雨のような湿気を一緒に持ってきてくれたのは、この時期の天気としては、少し首をかしげたくなる、そんな高湿度でした。


このまま、秋晴れが続くのかと思いきや、週末にかけて、また雨とか。。何とも今年の天気の変わり方は、耐え難きものがあります。できれば、この台風のように、一気に変わりやすい天気も通過して、普通の秋が来てほしいものです。秋は、なんといっても「実りの秋」ですので。多くの実りが、今年もありますように。。。。


わたなべしるす

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