東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

今年も半年が過ぎようとして。。。(6/19)

2010年6月19日 (土)

 気がついたら、今年も半年が過ぎる頃になった。例年よりも雪が多く、春先にはサクラの開花が例年より、ずいぶん遅くなった。その後は、夏と冬のような天気が毎日入れ替わり、今年は冷害になるのか、とひやひやしていたが、梅雨入りは少し遅いくらいで、その後の天候は比較的安定している。そんなこともあり、冷害はないのかもしれないと、そんな実験をしている関係もあって、また、出身が農学部・農学科と言うこともあるのだろう、ほっとしている。いつもの年の1-6月よりは上がり下がりの多かった年だったような気がする。

P1000096.JPG では、研究室のactivityとしてみたとき、どうだったであろうか。初めて、理学部・生物から研究室配属できてくれた、五十川さん、金子さんの研究成果を論文として発表できたことは、何よりうれしいことである。また、仙台に研究室を移して、初めての「Nature」論文にcorresponding authorとして関われたことは、何よりもうれしい成果であった。こうした成果をtop pageから簡単に見えるように、「最近の当グループ関連論文」というコーナーを作成した。参考になれば、幸いである。残り半年でより多くの研究成果を情報発信したいものである。

うずまきER100413 .jpg 研究室のactivitiyを研究面とすれば、教育面はどうだったであろう。先の研究成果は、研究室の教育面の成果とも言える。他の教育面というと。学内プロジェクトである「未来の科学者の卵」は、2年目を迎えて、基礎コース、発展コース、エクステンドコースがそれぞれ開花してきた。出前講義でも様々なことを教育してきたが、小学生が遺伝学の実験の基本である「交配」を行い、雑種の作成に成功したことは、驚きであり、サポート頂いた先生方の熱意に感謝したい。雑種と言えば、SSHのコンソーシアムでは、アブラナとダイコン研究をsuperviseしているが、F1, F2という遺伝学的展開があり、様々な形質の評価も進んでいる。何より、国際会議での発表は、よい刺激になったのではと思う。こうしたSSHの取組が、JST・平成22年度パンフレットにまとめられているが、昨年行った夏の活動での交配実験の様子を取り上げて頂いたのは、何よりの励みとなった。関係の方々に感謝したい。

RIMG0228.JPG 日々の活動で、研究と教育は両輪であり、どちらが欠けても推進力に欠ける。また、どちらもすぐに結果が出ることではない。5年先、10年先を見越して、この両者の発展を考えていきたい。今年の春の気候ように、急な上がり下がりでなく、ゆっくりとでも右上がりの成長になるように。。。。。何より、こうした発展を支えてくれる様々な共同研究先の方々、そして、その共同研究先の人たちがつなげてくれるひとの新たな連携に感謝しつつ。。。。

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 わたなべしるす






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