東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前授業】栃木県立宇都宮女子高等学校で、SSH「進路を決めるために必要なことは??--東北大・生命科学・渡辺教授はどのような子ども時代を過ごし、どうやって進路を決めたのだろうか??

2010年10月25日 (月)

 3年連続で、栃木県立宇都宮女子高等学校で実施されているSSHの取組である「第1学年講演会」に招待され、出前講義を行いました。昨年、一昨年は、「自家不和合性」というサイエンスの話をしましたが、今回は、担当の先生と話をした上で、自然科学への興味関心を喚起しつつ、進路決定の一助とするということで、「キャリア教育」をということになりました。

DSCN4872.JPG 講義の内容は、これまでのものと同じですが、女子校ということで、理系にどれくらい進学するのか、こちらも気にしていましたが、講義の前に校長先生とお話ししたときに、今の2年生は、理系の生徒さんの方が、文系の生徒さんよりも多いと。とてもすばらしいことだと。今年の1年生もぜひ、そうあってほしいと思いました。というか、最後の質問の時には、研究者として必要な素質のようなことを話したことについて、たくさんの質問をもらいました。英語で論文を書くこと、英語をしゃべること、論文を書くことの大切さ、博士にならないと研究ができないのか等々。すでに科学に目をむいているなと。ぜひ、将来、東北大で一緒に研究できる日が来るのを楽しみにしています。そういえば、東北大を目指している生徒さんからは、仙台は寒いのかということを聞かれたのを思い出しました。そんなことはありません。毎日の天気を見ていたら、わかると思いますが、宇都宮の天気と仙台の天気はあまり変わらないと。ぜひ、多くの生徒さんが、東北大に来てくれるのを楽しみにしています。

DSCN4883.JPG 渡辺がたどった人生を参考にして、よりよい進路選択になってくれればとおもいます。まだ、1年生です。ぜひ、来年は、東北大の科学者の卵に参加してください。

 講義のあとには、コアSSHの「アブラナコンソーシアム」の取組である、キャベツの仲間の栽培の様子を視察しました。とても上手に育てており、1人の生徒さんが一生懸命やっていると聞いて、大量の植物の世話をよくやっていると。ぜひ、がんばって、年度末の報告会での発表を楽しみにしています。

DSCN4884.JPG 今日の講義でお世話になった、吉永先生、山本先生をはじめとする先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。
 
 
 わたなべしるす

 PS. 来週は、同じSSHを実施している沖縄・開邦高等学校で同様のキャリア教育を行います。楽しみにしています。



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