東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2010年10月の記事です。

【出前授業】東北大学サイエンスカフェ第64回「花の中のミステリー~めしべは自分と他人の花粉を識別できる!~」開催(10/31)

2010年10月31日 (日)

 HPでもお知らせしていたとおり、先週の金曜日、10/29(金)に、東北大学サイエンスカフェを担当しました。第64回目で演題は、

「花の中のミステリー~めしべは自分と他人の花粉を識別できる!~」

でお話ししました。

DSCN4896.JPG 16:00から会場の準備を行い、18:00-19:45までの講義と質疑でした。花がなぜ必要なのか、花から何ができるのか、自家不和合性のことなどを、お話ししました。当日は、今年に入って、最高の入りだったそうで、100名越えだったそうです。何より、こういう多くの方にご参加頂いたのは、これまで行ってきた出前講義でお世話になった先生、生徒の方々、また、科学者の卵の受講生をはじめ、多くの関係の方々でなく、HPを見て、きて頂いたり、感謝に堪えません。ありがとうございました。

DSCN4952.JPG 講義のあとに、お二人の方から、mailでの質問も頂きました。疑問が残った方、また、おたずね下さい。

 最後になりましたが、今回のカフェに推薦頂いた、安藤先生、久利先生、ありがとうございました。また、当日のファシリテーターをお手伝い頂いた、研究室の方、アルバイトの方々、当日までの準備を頂いた研究室のスタッフの方に感謝します。最後になりましたが、広報の方々に感謝します。ありがとうございました。また、こうした機会があれば、こちらとしても幸いです。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 大学のサイエンスカフェのHPにも写真があります。併せて、ご覧下さい。

DSCN4953.JPG



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ソフトボール その2

2010年10月26日 (火)

先週の金曜は、2週間前の遺生研に続いて生命科学研究科全体のソフトボールでした。
この間は全敗だったので、リベンジをしたかったのですがまたしてもダメでした。
結局、今年のソフトボールは1勝もできなかったような...。

昼には河原で火をおこして芋煮をやりました。
初芋煮でしたが、すごいおいしかったです。

DSC00830.JPG


夏が終わったと思ったらほとんど秋がなくて寒くなってきて植物の生育が心配ですが、
そろそろBrassicaのシーズンなので、気合を入れ直して頑張ります。

広井


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【出前授業】栃木県立宇都宮女子高等学校で、SSH「進路を決めるために必要なことは??--東北大・生命科学・渡辺教授はどのような子ども時代を過ごし、どうやって進路を決めたのだろうか??

2010年10月25日 (月)

 3年連続で、栃木県立宇都宮女子高等学校で実施されているSSHの取組である「第1学年講演会」に招待され、出前講義を行いました。昨年、一昨年は、「自家不和合性」というサイエンスの話をしましたが、今回は、担当の先生と話をした上で、自然科学への興味関心を喚起しつつ、進路決定の一助とするということで、「キャリア教育」をということになりました。

DSCN4872.JPG 講義の内容は、これまでのものと同じですが、女子校ということで、理系にどれくらい進学するのか、こちらも気にしていましたが、講義の前に校長先生とお話ししたときに、今の2年生は、理系の生徒さんの方が、文系の生徒さんよりも多いと。とてもすばらしいことだと。今年の1年生もぜひ、そうあってほしいと思いました。というか、最後の質問の時には、研究者として必要な素質のようなことを話したことについて、たくさんの質問をもらいました。英語で論文を書くこと、英語をしゃべること、論文を書くことの大切さ、博士にならないと研究ができないのか等々。すでに科学に目をむいているなと。ぜひ、将来、東北大で一緒に研究できる日が来るのを楽しみにしています。そういえば、東北大を目指している生徒さんからは、仙台は寒いのかということを聞かれたのを思い出しました。そんなことはありません。毎日の天気を見ていたら、わかると思いますが、宇都宮の天気と仙台の天気はあまり変わらないと。ぜひ、多くの生徒さんが、東北大に来てくれるのを楽しみにしています。

DSCN4883.JPG 渡辺がたどった人生を参考にして、よりよい進路選択になってくれればとおもいます。まだ、1年生です。ぜひ、来年は、東北大の科学者の卵に参加してください。

 講義のあとには、コアSSHの「アブラナコンソーシアム」の取組である、キャベツの仲間の栽培の様子を視察しました。とても上手に育てており、1人の生徒さんが一生懸命やっていると聞いて、大量の植物の世話をよくやっていると。ぜひ、がんばって、年度末の報告会での発表を楽しみにしています。

DSCN4884.JPG 今日の講義でお世話になった、吉永先生、山本先生をはじめとする先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。
 
 
 わたなべしるす

 PS. 来週は、同じSSHを実施している沖縄・開邦高等学校で同様のキャリア教育を行います。楽しみにしています。



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【出前講義】仙台市立七北田小学校・NSP「多様なイネ:籾の比較と地理的分布」(10/21)

2010年10月22日 (金)

 今月最後のNSPは、5年生が半年間育ててきた、バケツイネの収穫した稲わら、籾の比較と、それが世界のどの地域に分布していたのかを、講義しました。

DSCN4831.JPG この前の8/30は、まだ収穫まででしたが、乾燥させて、籾の一部をカップにとってもらって、籾の形の違い、稲わらの背丈の違いなど、日本のイネ(ジャポニカ)と東南アジアのイネ(インディカ)の違いを実感してもらいました。稲わらの背丈の順に並べて、古い品種のコシヒカリは、背が高いことを実感して、品種改良の重要性を理解してもらいました。さらに、地理的場所が違うと、日本では穂が出ないということが起きることも。それくらい、イネは多様であることを。

DSCN4832.JPG また、籾の先端に芒(ぼう、のげ)、禾(のぎ)があることを実感してもらいました。中には、自分の手に立てて、へーーーという子どもさんも。昔、作物の時間に習った、「禾(のぎ)」は、のぎへんののぎで、植物とか、イネの仲間を意味する漢字が多いと。理科の講義だったのが、社会、国語の講義にもなったようです。また、この種を来年育てたいという子どもさんもたくさんいました。ぜひ、育ててみて下さい。また、数は少ないですが、おうちで、ご飯と一緒に食べてみて下さい。ジャポニカとインディカの違いが分かると思います。


DSCN4854.JPG 5年生のNSPはこれで最後と言うことで、最後に集合写真を。6年生の環境の講義で来年またお会いしましょう。ヘチマの仲間の多様性から始まり、キャベツとブロッコリー、自家不和合性、イネの栽培など、いろいろなことを体験してもらいました。これがよい経験となり、この先の理科、さらには、研究と言うことのヒントになることがあればよいと。また、この中から、一緒に研究できる子どもさんが出れば、法外の喜びです。

DSCN4866.JPG 最後になりましたが、講義をサポート頂いた理科の椎名先生、5年生の担任の先生方。ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。


 わたなべしるす

 PS. 最後に、来週の金曜日には、東北大・サイエンスカフェで、「リンゴの不思議」の話の続きをしますといったら、目を輝かせている子どもさんもいました。来週、ぜひお会いしましょう。




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今年の夏の後遺症???(10/18)

2010年10月18日 (月)

 今年の夏の暑さが尋常でなかったのは、周知の事実であろう。仙台は冷害が来ると言われていたが、違う意味で例外にはならなかった。そんな暑さがいまだに後遺症のように残っているのは、周りの環境を見ていて、それなりに気がつくことがある。

 もうすぐ11月が来ようとしているのに、アサガオが咲いている。去年、いつまで咲いていたのかは覚えていない。ただ、少なくともこんなに元気であったことはないと思う。やっぱり、暑かったのが影響しているのだろうか。

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 それから、もみじと言えばよいのだろうか。周りより大きくなっていて、モザイク症状が出ている。気がする。。virusに感染したのだろうか。もしかして、普通なら、こんな北の方までこない新型のvirusなのだろうか。。専門でないのでよく分からない。ただ、そういえば、アブラムシが異常に多かったような気がする。夏の話であるが。。。

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 いずれ、毎日、外を歩きながら気にしているが、今年の風景は、ずいぶん違っていたのを思い出す。もちろん、今では、ずいぶんと涼しくなり、秋らしくはあるが、自然環境の植物は、それなりに今年の夏の異常な暑さの後遺症が残っているのは、一目瞭然である。と考えたとき、ヒトを含めた、動物は??あまり、というか、かなり動物が苦手なので、よく分からない。ただ、自分について言えば、暑さなのか、他の影響なのか、疲れが残っているような気がする。この疲れも涼しくなれば、何とかなるのだろうと思いつつ、あと、2.5 monthsで今年も終わるということに、どうしようと思う、今日この頃でした。


 わたなべしるす


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