東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】沖縄県立開邦高等学校SSH特別講義「世界トップ水準の研究者を目指せ!!!--そのために不可欠な要素とは???--」、特別討論会「高等植物の自家不和合性」で講演(11/4)

2010年11月 5日 (金)

 沖縄県での出前講義は、2008年の石垣島にある沖縄県立八重山高校以来です。今回の講演のきっかけは、8/20にあった、コアSSH・ダイコンコンソーシアムでのキャリア教育を聞いた、開邦高校の先生、生徒さんからのリクエストでした。何より、今年、サイエンスの講義というより、キャリア教育の講義が多いのは、それだけ、高校でも進路について、真剣に考えているからだと思いました。先週の宇都宮女子高校でのSSH講義も、キャリア教育でした。

 沖縄県立開邦高等学校の特徴は、理数科、英語科、芸術科という学科構成で、普通科がないということでした。自分が高校の頃を考えると、なんか不思議な感じでした。校内には、至る所に、芸術作品や英語の文字、サイエンスのポスターなどがあり、それを実感させてくれました。

 最初のキャリア教育は、理数科の1-3年生が対象で、渡辺の子供時代からの話をし、自分の将来に向けた、アドバイスのようなものが少しはできたのではと思います。講義のあとにもたくさんの質問をもらいましたが、mailでの質問を受け付けるとしたら、2名の生徒さんから、早速、質問を頂きました。みんな一生懸命なんだなと。実感できた瞬間でした。

DSCN4976.JPG 全体の講義のあと、20名弱の生徒さんを対象に、アブラナ科植物の自家不和合性の話をし、30min程度の質問時間としました。自家不和合性の不思議さ、自家和合性があることの意味、品種改良など、様々な質問を頂き、予定の1hrはあっという間でした。

 最後になりましたが、お世話になった新城先生をはじめとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

DSCN4987.JPG 
 わたなべしるす

  PS. 開邦高校のHPのtopに講義のことが記してありました。ありがとうございます。


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