東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2010年11月の記事です。

クリスマスと同じように、うちのラボでも1ヶ月前にはじめました

2010年11月30日 (火)

旧来は鈴木(増子)さんのお仕事なのですが、ピンチヒッターのるーぺです。

 

Sukeさん「いやぁ、仙台は寒くてやってられんね」

Kakuさん「おうよ、でも、やることやっちまわないとな、てやんでえ」

冬ですね。

 

題名の通りですが、キリストを祭ったわけではありません。

そう、

大 掃 除 !   です。

NEC_0006.jpg

研究室の中のものを移動し、ほこりを落とし、ワックスをかけたのです。

 

今日だけは机の上に乗っかっても

「だって、掃除してるんだもん」

ですべてが許されます。

NEC_0008.jpg後ろ後ろっ!!

おかげさまで本研究室も無事に今年を終わらせることができ・・・

あとひと月ありますね。

 

では。

 

M2 るーぺ

 

P.S 格之進は江戸っ子ではありません。

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【出前講義】福島県立福島高校でのSSH特別実験「バナナからDNAを抽出しよう」と科学者の卵養成講座・エクステンドコース指導(11/25)

2010年11月27日 (土)

 昨年も福島高校のSSH活動で特別実験を行いました。1年生対照で、文理が分かれる前の実験講座と言うのが、何より良い試みと思っているプログラムを今年もお引き受けしました。最近の科学の発展を文理関係なく、理解しておくことは重要なことだと思います。

DSCN5208.JPG 実際の実験は、昨年度同じプロトコールで、バナナを材料にして、遺伝子の本体である、DNAを単離しようと言うことを行いました。比較的簡単なプロトコールですが、抽出をしたあとに、濾紙を使って、核を含む成分を分画することにしました。また、通常高校であまり使わない、濾紙のひだ織りもしてもらいました。折って、開くだけなのですが、うまくできない受講生もいたりして。子供の頃に、折り紙をしたことがないということも背景にあるようです。。。やはり、経験は何より大切なことを実感しました。

DSCN5207.JPG 無事、濾過できたものにdetergentを加えて、エタノールを加えると、DNAが析出してきました。さすがに始めてみた生徒さんにとっては、皆さん、感動の嵐でした。この感動を忘れず、また、実験はプロトコールにかけない部分があり、それをどう工夫するかが、大事であることも実感していただけたのではないかと思います。

DSCN5209.JPG 実験のあとには、エクステンドコースでの花粉の発芽実験をやってもらった受講生とその実験をどう考察するかという点について、時間をとって、discussionを行いました。まだ、実験をする方が楽しいという世代と言うこともあり、考察することに悩んでいましたが、処理条件の違いなどを比べて、新しいことを見つけてください。

 最後に、SSHで取り組んでいる、キャベツのなかまの栽培をcheckしました。前回より断然、大きく育っており、毎日、植物をみているのだろうと、感動でした。

 最後になりましたが、本講座を企画いただいた橋爪先生をはじめとする、関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。


 わたなべしるす



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【出前講義】香川県立丸亀高校での出前講義「進路を決めるために必要なことは??、と、進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」(11/19)

2010年11月24日 (水)

 昨日の観音寺第一高校に続いて、香川県での出前講義で、隣町の丸亀高校でした。科学者の卵を一緒に運営している、久利先生の母校でもあります。丸亀で有名なのはうちわ(団扇)というのがあり、20年近く前に、それを買うために、駅で降りたことがあるくらいで。

 講義は、時間制限などありましたが、キャリア教育と自家不和合性研究の2つの話を1.5hrほどで行い、質疑を行いました。キャリア教育では、どれくらいの経験が重要か、つまり、教科書で知っていることと、実際にそれをやっていること、つまり、経験していることは、ちがうということ。また、これから先のtotalの人生をどう戦略的に考えるか、5, 10, 20年先に何をやるか。それを考えることが、夢を達成することである。というようなことを、いろいろと例を挙げて、これから先の受験などを含めて、いろいろなことに役立ってもらえれば、よいのではと。自家不和合性では、ダーウィンが自家不和合性に興味を持った理由など。

DSCN5198.JPG 丸亀高校でも、前日の観音寺第一高校と同じように、講師を囲んで、植物一般、東北大の話など、多くの質疑があったのは、うれしい限りです。ぜひ、東北大で一緒に研究できる方が現れるのを楽しみにしています。

DSCN5206.JPG 最後になりましたが、今回の講義を設定頂きました泉谷先生をはじめとする、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

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【出前講義】香川県立観音寺第一高校での出前講義「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性--花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構--」(11/18)

2010年11月24日 (水)

 今年の6月に初めて、香川県で出前講義を行い、それが観音寺第一高校でした。そのときには、「キャリア教育」を行い、研究者、これからの人生選択、進路などを考える機会になったようです。今回は、「自家不和合性」についてというか、植物の生殖の意義ということまで広くカバーする講義を行いました。

DSCN5186.JPG 普段、植物、作物の花は見ているわけですが、そうした花の表面で「彼氏と彼女」が、様々なコミュニケーションをしているのだと。。。講義のあと、花を見たとき、少し違った目線で見ることができるようになったのではないでしょうか。

 講義のあとには、30minを超える質疑の時間があり、こちらが驚くようなことを知っていたりして、これからの研究の方向性をこちらが考えさせられる場面もありました。全体での質疑のあとに、10名近い生徒さんが、直接質問にこられるような熱心さには、感心させられました。他の県ではあまりないような、特徴なのかもしれません。というか、とてもよいことだと思っています。ぜひ、多くの質問がこれからも出ればと思っています。また、こうした研究内容に興味を持ってもらって、将来、一緒に研究ができればと感じました。

DSCN5194.JPG 最後になりましたが、今回の講義を設定頂きました石井先生をはじめとする、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

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【出前講義】愛媛県立今治北高校での出前講義「進路・人生の分岐点という現在、何を考えるべきなのか??」(11/17)

2010年11月21日 (日)

 11/17の夕方の講義、つまり、朝から数えて、美須賀小学校今治小学校に続く、3つめの講義になりました。今治市内の3つめの高校(今治西高等学校、今治南高等学校)として、今治北高等学校で、初めて行いました。今治南高等学校の先生にご紹介頂き、急遽、出前講義となりました。

 急遽の出前講義でしたので、プレゼンを用意できませんでしたが、放課後にもかかわらず、40名を超える生徒さんが講義を聴いてくれ、進路・人生の節目に、何をしなければならないのか、サイエンスをするとはどういうことなのか、大学、大学院で何を研究して、そのことは人生に対して、どう影響するのかということなどを1hrほど話をして、30minほどの質疑を行いました。この出前講義がアレンジされたことの不思議さ、きっかけが様々な分岐点になるのだと。いろいろなことを考えるきっかけになったのであれば、アレンジして頂いた先生方に、感謝したいと思います。

DSCN4887.JPG 講義のあとには、ぜひ、直接議論をしたいという生徒さんと1hrほど、討論をしました。いろいろなことを切実に考えており、でも、また、考えるポイントが不十分などということを知ってもらいたいことは、よい討論の時間だったのかもしないと感じました。

 最後になりましたが、今回の講義を設定頂きました田口先生、田頭先生、別府先生をはじめとする、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

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