東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】香川県立観音寺第一高校での出前講義「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性--花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構--」(11/18)

2010年11月24日 (水)

 今年の6月に初めて、香川県で出前講義を行い、それが観音寺第一高校でした。そのときには、「キャリア教育」を行い、研究者、これからの人生選択、進路などを考える機会になったようです。今回は、「自家不和合性」についてというか、植物の生殖の意義ということまで広くカバーする講義を行いました。

DSCN5186.JPG 普段、植物、作物の花は見ているわけですが、そうした花の表面で「彼氏と彼女」が、様々なコミュニケーションをしているのだと。。。講義のあと、花を見たとき、少し違った目線で見ることができるようになったのではないでしょうか。

 講義のあとには、30minを超える質疑の時間があり、こちらが驚くようなことを知っていたりして、これからの研究の方向性をこちらが考えさせられる場面もありました。全体での質疑のあとに、10名近い生徒さんが、直接質問にこられるような熱心さには、感心させられました。他の県ではあまりないような、特徴なのかもしれません。というか、とてもよいことだと思っています。ぜひ、多くの質問がこれからも出ればと思っています。また、こうした研究内容に興味を持ってもらって、将来、一緒に研究ができればと感じました。

DSCN5194.JPG 最後になりましたが、今回の講義を設定頂きました石井先生をはじめとする、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

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