東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

3/11(金)、14:46から今日まで、その11(5/14)。

2011年5月14日 (土)

 前回のその10を記してから、10日あまりすぎ、3日前、3/11の大地震から、2ヶ月となった。慌ただしさに、14:46にlabでの黙祷を失念していた。亡くなられた方々に申し訳なく思い、また、理不尽に放置された作物、家畜のことを思い、深夜になってから黙祷した。仙台の町中は、それなりの人並みとなり、道路、空路、鉄路とも、完全復旧ではないため、時間的制限があるが、復旧しつつある。連休中には、たくさんのボランティアの方々もいらしていて、出張で仙台駅を通ると、スコップを持った方達とすれ違うこともあった。何ともうれしい限りであった。

DSCN0384.JPG 大学ももちろん、3/11からみれば、ずいぶんと改善されたところもあれば、そのままのところも残されている。以前にも記したが、震災後すぐの国際科学雑誌Natureにも、東北大がでたことがあり、毎週のように、地震、福島原発が取り上げられていたが、今週のNatureにはなかったような。落ち着いたのかと思っていたが、3/12のニュースでは「メルトダウン」とか。。。まだまだ時間がかかりそうであり、放射能アレルギーのものにとっては、しばらく神経戦が続きそうである。。。。

 大地震が起きたことは仕方ないとしても、それに連動したことで起きた様々な事象について、どこまでを当事者が考えるのだろうか、また、自己責任なのだろうか。地震で起きた本棚の復旧は、自分たち、あるいはボランティアで可能かも知れない。では、もっと高次元のこと。研究室のある建物等、当事者ではどうしようもないこともある。先の放置された農作物は逃げることはできない。当事者はすでに2ヶ月もたち、限界に近いところまで考えていると思う。もう少し大所からのご支援というのはないのかと、ふと考える。

 この様に大学の中にも大きな被害地と小さな被害地が混在する。そうしたとき、被災者なのか、助ける方の側なのか、その当たりもはっきりしないというか、臨機応変な対応が必要なのだろう。実験をやっていても、助けることもあれば、助けてもらうこともある。持ちつ持たれつでなければ、共同研究も成立しない。共同研究のようなことを考えると、もう少し手伝えることがあるのかも知れない。というか、ぜひ、そうしたい。

 今回の震災では新しい試みとか、超法規的措置で迅速に様々なことが進展している。新しい試みとして評価されているのは、Twitterのようなつぶやきが、津波の被害から逃げられたり、食糧が届いたり。そんなことが放射線による汚染が分かるような仕組みもそうした活動で見えるようになっているURLがあるとか。またそれらを再解析したURLとか。何より迅速にものが見えてくるのは、ありがたい。ただ、こうした評価されたこともあれば、依然として、新しい試みが評価されないままということも多くあるのではないだろうか。様々な外圧でずっと後になってから評価するのではなく、萌芽的な段階での評価というのはできないのだろうかと、考え込むこともある。そうしたら、もう少し世の中が変わっていたのだろうと。。。。

DSCN0499.JPG 気がついたら、5月も半ば。大学が始まったのが連休明けと言うこともあり、どうも頭の中のカレンダーは、1ヶ月遅れの感がある。なんとか、直る方法はないのだろうか。。

 
 わたなべしるす

 PS. あと1ヶ月ほどしたら、研究科のオープンラボとなった。別ページに詳細があるが、また今年も多くの方にきて頂き、新しいメンバーと新しい実験を構築できればと思います。


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