東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】鹿児島県立錦江湾高等学校・SSH生徒課題研究発表大会・コメンテーター(2 /1)

2012年2月 1日 (水)

 2月最初のSSHへのcontributionは、鹿児島県立錦江湾高等学校・SSH生徒課題研究発表大会のコメンテーターでした。1/30に、岩手・盛岡三に伺ったときには、当日の最低気温は、-12oCだったような。鹿児島の昨日の最高は、13oCくらいであったような。。この温度差。。鹿児島空港に着いたとき、なんと暖かいのか。。。感覚の麻痺かもしれないですが。。

 錦江湾高校のコアSSH・ダイコンコンソーシアムの運営指導委員を引き受けていることもあり、今回の参加となりました。これまで長きに亘ってSSHをやられてきたこともあり、今年度の成果として、受賞歴があったり、発表もこれはすごいというものもありました。ぜひ、科学論文での発表にトライしてみてはいかがでしょうかというものもあったのは、大きな収穫でした。

DSCN2179.JPG 研究内容も、物理、化学、生物、地学、数学に加えて、運動生理学、食品加工のような家庭科に近いものまで多様性に富んでいたのは、興味深いものでした。食文化というものもあり、それらには、ぜひ、歴史など、文系の融合があれば、なお発展するのではと思いながら、聞いておりました。

 震災を意識した無線連絡があったのは、遠く離れたこのような地でも、意識の共有ができているのだなと。また、実験で出てくる廃棄物を廃棄物にしないという試みも大事な点だと思いました。さらに、運動生理学的な観点からのスポーツの解析もありましたが、さらに踏み込んで、そのスポーツを科学し、勝利につながればと。何より、この会議全体の進行が生徒の皆さんによって行われていたのは、他の高校では見られない点であり、これから先の自主性の育成にはよいのではと思った次第です。

 最後になりましたが、今回の発表会でお世話になった、校長先生、樋之口先生、讃岐先生をはじめとする、錦江湾高校の先生方にお礼申し上げます。また、来春以降にコアSSHでお会いできるのを楽しみにしております。

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 わたなべしるす


 PS. 今日から、プロスポーツのキャンプインとか。そういえば、仙台空港に大勢のがたいのよい人たちが、プロ選手だったのだと、テレビ、新聞で気がつきました。


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