東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

こんにちは!

2012年6月17日 (日)

初めまして。
学生バイトの農学部1年、早坂由真です。

少し前までじりじりと暑い日が続き、半袖引っ張り出してきたら、今週はとても寒い。。体調管理が大変な今日この頃です。

毎週金曜日、私たち農学部の1年生は、いつもの川内ではなく、農学部の雨宮キャンパスに通学しています。
そこに、私が先々週から、密かに観察している木があるのですが、、、
確か、名前はシナノキだっと思います。
 
写真のように、つぼみの上に、普通の葉っぱとは違う、ひょろ長く薄い葉っぱ(苞葉)がくっついているのです。必ず。
「この葉っぱは、何のためにあるのでしょう?」という問題が出されました。

2012061508100001.jpg正解は、タネを遠くに飛ばすため!
これを聞いて、「植物ってすごい!」と感動して以来、
毎週金曜日の朝は、人の少ない早めの時間を狙って、花は咲いてないか、まだ落ちそうにないかチェックしています。(6/15現在、まだ開花していません)
皆さんも、良かったら、チェックしてみてください。
くるくる落ちてくるのが見たいので、観察者は多いほうが◎です。

この苞葉について、高校で、生物を学んだ私にとっては、
「遠くにタネを飛ばせる種の方が有利だから、この形に行きついた」
と考えるのは、当たり前で、ある意味とてもラクかもしれません。
 
でも、もしも、植物が、「よし!タネを遠くに飛ばすために、苞葉をつくろう!」
と考えて、毎年苞葉をつくっているとしたら、、、
 
植物たちは、人間なんかより、遥かに優れた脳を持っているのではないかと、


わくわくしてきた、早坂でした。

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