東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

ミラクル、チャンス、大胆に。。。(8/29)

2012年8月28日 (火)

 出張で南九州へ。鹿児島にはSSHで結構出かけるが、宮崎は20年ぶりくらい。宮崎には子供の頃、中学生の時の修学旅行で。青島と鬼の洗濯岩。何であんな不思議な光景ができたのかと。そんな風に思った。こんな光景をミラクルといえるのだろうか。ミラクルと言えば、「ミラクルフルーツ」。なんでも、ミラクリンというタンパク質のおかげで、この果物を食べて、1hrほどは口の中が甘いとか。そのタンパク質の合成もできるとか、聞いたことがあったような。偶然、市内で、「ミラクルフルーツ」をみつけた。結構な値段であったが、百聞は一見にしかず。買ってみた。赤い実で、中の果肉は、白。その中に種が。初めて聞く、アカテツ科という植物に分類されるらしい。。。まずは、果肉を食して、トマトを。。。。あり得ないくらい、というか、砂糖をかけたトマトのような。。。。少し酸味のあるヨーグルトも。。。。甘い。。。。1hrほど、口の中に何を入れても甘かった。。。。まさにミラクルであった。

DSCN3481.JPG ミラクルというのは、奇跡とでも言えば良いのだろうか。奇跡はそうそう起こるものではない。チャンスを活かすも殺すも、その人次第と。チャンスをものにできれば、大きな魚というか、獲物を得ることができるが、逃がした魚は大きいというように、失ったチャンスは戻ってこない。。。だから、ミラクルなのであろう。人生でたくさんのミラクルを持っている人がいるとは思えない。また、ミラクルをかぎ分ける能力がある人があるとも。。。目の前にあるのがチャンスなのか何か、それくらいは見分けられるようになりたいものである。

 ただ、師匠の日向先生がよく行っていた。お酒の席で。「チャンスだと思ったら、慎重にならないで、大胆に。。。」。確かにそうかもしれない。慎重にやったら、うまくいくこともある。この前に捕まえた、オニヤンマのように。しかし、実験をしていて、うまくいきそう、これがチャンスと言うときは、一気呵成に。。というのは、そうなのかもしれない。最近、ミラクルとか、チャンスというのが、どうも見えないような気がする。もしかしたら、大胆さが足りないのかもしれない。年のせいかもしれない。固く、「送りバント」というような攻めになりがちかもしれないが、「エンドラン」をかけるなど、一気にと言うことも考えないと。もちろん、それがチャンスだと言うことを理解して。。。ミラクルフルーツは、そんな不思議な味がした。


 わたなべしるす

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