東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2012年9月の記事です。

面白いこと

2012年9月30日 (日)

 先日の増子さんの記事にもあるように、お疲れさま会を開いていただきました。色紙や記念品まで頂き、本当にありがとうございました。

 渡辺研のお世話になり始めたのは、高校1年生のころからと思われますので、これまでの3年を思い返すと、ラボのメンバーの方々には多々ご迷惑をお掛けしてしまったと反省するばかりです。しかし一方で、学ぶことや発見も多くあり、そのたびに植物って面白いな、すごいなと感じました。

 これも渡辺先生や大坂さんをはじめ、ラボのメンバーの皆さんのご指導があってのことだと思っています。本当にありがとうございました。

DSCN3529.JPG 高校生のころは、研究をしたい者同士で集まることが多く、「自分は将来、研究をしていくんだ!」と思ってきました。しかし、大学生になって、文系理系関係なく様々な考えを持った人と関わるようになり、勉強したいと思えることが増えてきたので、大学生のうちにいろんなことに触れていきたいと、今は思っています。

どの道に進んでも、渡辺研で学んだ

「面白いこと」=「まだ誰もやっていないこと」=「1番」

ということ忘れずに、行動していきたいです!


農学部・早坂

ページの一番上へ

【出前講義】今治市立富田小学校・特別講義「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」(9/27)

2012年9月27日 (木)

 一昨日、昨日と、西条高等学校今治西高等学校という高校での講義でした。今日は一転、小学校4年生。伺ったのは、今治市立富田小学校。富田小学校とは、渡辺が通っていた、桜井小学校と隣の校区。富田小学校の校区でもたくさん子供の頃、遊びましたし、何よりお世話になった小学校の時の担任の先生のご自宅があった場所も、富田小学校の校区。小学校卒業後から折を見て伺っておりました。その意味で懐かしい場所での講義となりました。また、富田小学校には、初めて、今治市内で出前講義を行ったときからお世話になっている、「授業の達人」である、村上先生が今年から、教頭先生として、赴任されたこともあり、こちらもぜひ伺いたいと。そんなことが重なっての講義となりました。

DSCN3767.JPG 4年生が対象ということもあって、渡辺が小学生の頃から、小学校で夏に栽培される「ヘチマ」を題材として、「ウリ科」の身近な作物の類似点と多様性を講義。前日の今治西高等学校での講義で、「ヘチマは、雄花と雌花があることは知っている。小学校で習ったから。でも、同じウリ科の、スイカ、キュウリ、メロン、ゴーヤになると。。。。」という以外と知られてないというか。。。実際の実物がある方がよいので、「ヘチマ」と「キュウリ」を、村上教頭先生とクラス担任の越智先生に用意して頂きました。それにしても、渡辺が小学校の頃から、今でも「ヘチマを使っているのは??」と思いましたが、キュウリ、スイカ、メロンとなると、栽培が困難。結実させることが難しい、病気になりやすいということがあるのだろうなと。。。

DSCN3771.JPG さて、講義では、クイズ形式で、「種子」、「子葉」、「雌花」、「果実」、「果実の横断面」などを、ヘチマ以外に、スイカ、キュウリ、メロン、カボチャ、ゴーヤについて、比較を行ってもらいました。同じような種、切り口が似ているもの、その切り口が何に似ているか、メロンに「Tの字の茎の一部が残っているのはなぜか」というようなことを話したり。どのクイズにもとても積極的にこたえて、また、とてもよく考える力があるのは、さすが、「授業の達人」が理科の授業をしているからだろうと。感動でした。また、質問コーナーでも、こちら困るような「なぜ、種の大きさが違うのか。。。。」。。。考えました。かなり。それと何より感動したこと、というか、一番の感動は。3, 4時間目が講義だったのですが、途中でチャイムが鳴り、10minの休憩。一度休憩をしますかと聞いたら、子供たちが、「続ける!!!!」という反応があったのも初めて。すごい集中力で、全員が、3, 4時間目を一気に突破という感じでした。すごかったです。

DSCN3777.JPG 講義のあとは、恒例の給食タイム。給食の時間にもたくさんの質問があって。終わったあとには、久し振りでした。「サイン会」。帽子、下敷き、資料集、教科書、ノートなど、いろいろなものに。少しでもこれからの励みになったのであれば、幸いです。十分質問ができなかった方は、ぜひ、質問とかを手紙に書いておくってください。お待ちしております。

 最後になりましたが、橋田校長先生、村上教頭先生、担任の越智先生、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。今回も講義のあと、校長先生、教頭先生と今日の講義についての反省会というか、初めての「常盤小学校の講義より進歩したと、村上教頭先生から、お褒めの言葉を頂けたのは、望外の喜びでした」。ありがとうございました。これまで以上に修行に励みたいと思います。


 わたなべしるす

 PS. 前日の教室の確認など、打合せで、村上教頭先生が作成中のソーラーカーを目にして。すごい感動でした。やっぱり、超えるにはあまりに高い壁だと。。。修行あるのみと。。。

DSCN3733.JPG




ページの一番上へ

【更新履歴】2005~7年までの旧ニュースリリース記事を移行

2012年9月27日 (木)

2005~7年までの旧ニュースリリース記事を、現ダイアリー現ニュースリリースに振り分けて移行しました。

ニュースリリース 2007年11月 8月 4月 2006年7月 1月 2005年10月 5月

ダイアリー 2007年10月 3月 2006年10月 9月 2005年10月 9月

2012-09-27 14.50.19

ページの一番上へ

【出前講義】愛媛県立今治西高等学校・大学出張講義「植物の花からたねができるまでに見られる不思議」(9/26)

2012年9月26日 (水)

 前日の西条高等学校に続いて、愛媛での出前講義となりました。今治西高等学校は、渡辺の母校であり、この「大学出張講義」への参加も3年連続となりました。自分自身が、高校生の頃、大学というのは、果てしなく遠い存在で、教育実習で来る卒業生の方がクラスに来たりすると、大学って、という感じでした。今とは、隔世の感があります。記憶が定かでないのですが、2年生の時に、教育実習に来られた方は、今治西を卒業し、東北大の工学部か、理学部だったような。。。教えて頂いたわけでなく、クラスのHRの時にいらしたくらいなのですが。。。今では、出前講義、オープンキャンパスなど、高校と大学の距離はずいぶんと近くなったのでは。

DSCN3719.JPG 今年度も、「自家不和合性」と「キャリア教育」をあわせた形の講義で、2週間ほど前の青森県立青森東高等学校での講義と同じパターンでした。少し駆け足でしたが、身の回りの「農作物」の花の名前を考えるからスタートして、生殖、受粉、受精、自家不和合性の話。普段食べている農作物の花と農作物が連動しない。。結構ショックでした。まだ、周りに田んぼも畑もたくさんあるのに。。。ぜひ、これを機会には何も目を向けてもらえればと思いました。そのあと、桜井小学校、桜井中学校、今治西高等学校と進んで、今に至る自分が昔何をどのように考え、今に至っているのか、高校時代、何を考えたことがよかったなど、高校2年生であった受講生があと1.3年くらいしたら受験となるヒントににはなったのではと思います。

DSCN3722.JPG 質問では、「この食品には遺伝子組換え作物を使っていません」ということを書いているのはなぜですかと。とても、niceな質問でした。5%まで許容しているというルールについて説明したり、サラダ油のことも。参考になったでしょうか。また、文系から理系でがんばりたいという生徒さんも。ぜひ、自分の目標をgetしてください。もちろん、質問はmailでいつでも受け付けますので。

 最後になりましたが、藤田校長先生、お世話役の加藤先生、生物の小野先生をはじめとする関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。また、来年もこのような機会があれば、ぜひ、協力出来ればと思いますので、よろしくお願いします。

DSCN3728.JPG
 わたなべしるす

 PS. 講義に来られていた九工大の教授は「安永教授」。渡辺と同級で以前に研究室に伺ったり、共同研究をしようかなど、話をしたのを思い出しました。これをきっかけにまた、共同研究を復活出来るようなことができれば、うれしい限りです。こんなのも不思議なヒトの縁なのだと思いました。

DSCN3731.JPG PS.のPS. 11月には、同窓会(蛍雪会)の共同企画のようなのですが、全校生徒向けに講義をお願いされ、今日とは少し趣の異なる話ができればと思っています。懐かしい体育館で話をするのかと思うと、何とも言えない緊張を今からしているような気がします。。。もちろん、楽しみでもあるのですが。。

 PS.のPS.のPS. 昨年の講義一昨年の文化祭での特別講義の時に受講してくれた3年生も講義のあとに駆けつけてくれました。文化祭の時と同じようにdeepな議論ができたのは、何よりでした。受験まであと少し、がんばってください




ページの一番上へ

【出前講義】愛媛県立西条高等学校・特別講義「大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」と討論会(9/25)

2012年9月25日 (火)

 愛媛県立西条高等学校へ伺うのは、2009年以来です。市町村合併があり、今治市のとなりが今や西条市です。自分の母校の今治西高校は西条高校の分校としてスタートしたという歴史もあり、本家への出前講義でもあったわけです。今回の講義をsetting頂いたのは、昨年度まで今治北高にいらして、講義などでお世話になり、今年度から西条高校に異動された田口先生でした。間際の調整でした、50名を超える1~3年生と先生に、文化祭の後であるにもかかわらず、参加頂けたのは、何よりうれしいことでした。また、最初の紹介では、愛媛新聞に掲載されている、「道標」のこともご紹介頂きました。ありがとうございました。

DSCN3694.JPG 講義は「農学系、生物系、生命科学系」の学部紹介もという内容も含んでことで、いつもながらのキャリア教育ということに加えて、高校の科目で何を学んだのか、大学で進路を選ぶのでなく、自分のやりたいことにfitした研究内容の大学を選ぶのだと。そのために、オープンキャンパスなどがあれば、大学を見るのではなく、教授をはじめとするスタッフとしゃべってほしいと。高校では、数学で理論的なことをぜひ学んでほしいと。将来を見据えて、何をしたいのかを考えて、進路を考えてほしいと。また、渡辺の大学での進路先は、「農学部」だったわけですが、農学部には「生物系(農学、畜産学、水産学、林学)」、「化学系(農芸化学、食糧化学)」、「物理・工学系(農業工学、農業土木学)」、「社会科学系(農業経済学、農業経営学)」という多彩な進路があると。もちろん、それにあわせた就職先も。ぜひ、農学部も進路先に考えて頂き、講義を受けた受講生の中から、将来、渡辺の研究室でいっしょに研究ができるのを楽しみにしています。

DSCN3704.JPG また、講義後には、これからの連携について、田口先生、日浅先生などと意見交換ができたのも何よりでした。ありがとうございました。最後になりましたが、今回の講義のお世話を頂きました、田口先生をはじめとする関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。時間の関係で十分な質疑の時間がありませんでした。また、レポート、mailなどで質問を頂ければと思います。


 わたなべしるす

 PS. 松山では別の打合せがあり、そのとき、結構な「お茶」を頂きました。すごい久し振りでしたが、何というか、日本を感じた瞬間でした。ありがとうございました。

DSCN3681.JPG



ページの一番上へ

diary Top1 | 2 | 3 | 4 | 5

ARCHIVE