東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

デジタル・アナログ、Win-win、Lucky。。(10/7)

2012年10月 7日 (日)

 この時期になると、科研費(正式名称:科学研究費助成事業)の申請時期であり、大学にいると忙しくなる。いくら書き慣れたとは言え、。。やっぱり、プレッシャーである。文章を書くためには、もちろん、パソコンでつらつらと書くわけであるが、文章その案を練ったり、全体を俯瞰するためには、パソコン画面だけではどうしても仕事がはかどらない。つまり、どのようになっているのかというのを、実際に印刷してみて、初めて、こんなバランスなのだと気がつく。パソコン、つまり、デジタルといってよいと思うのだが、それだけで仕事をするのは難しく、印刷したもの、つまり、アナログとのバランスが大事なのであろう。デジタルとアナログといえば、テレビであろう。昔というか、この前までアナログで今はデジタル。アナログもずいぶん昔は、リモコンなどなく、ガチャガチャとチャンネルを回していたし、UHFの方はくるくると回していた。そのときに、ちょっとだけ、微妙に右とか、左に回すときれいに写ったり、そう出なかったり。この微妙さがよかったような。デジタルであれば、1か0かなので、画面が止まったりすることがある。それから比べると、その微妙に砂嵐もどきの向こうに見える画面を調整する楽しみもあったのではないかとも思う。どちらも一長一短なのであろうが。

 そうした書類を書いていてもというか、1人で書類を完成することは少なく、分担研究者、連携研究者、研究協力者というのをうまく補完しながら、書類を書いている。この科研費の書類でも、共同研究をしていても、心がけることは、「Win-Win」。両方がhappyになること。と、書くのは簡単であるが、なかなか難しい。どんなことをやっていても、一方だけがということの方が多いような気がする。どうやってそのバランスをとるのか、テレビのアナログとデジタルではないが、微妙である。ただ、そうでなければ、両方の発展はないし、長続きしない。息の長い形で、よりheteroな共同研究を構築することが、本当の意味での「Win-Win」を勝ち取れるのであろう。そのためには、その成果というわけではないかもしれないが、より多くの論文発表をというなのかもしれないが、なかなかできないのも事実であり、問題でもある。

DSCN3717.JPG 書類を書いていて思うというか、もの本で読んだり、その受け売りで、出前講義で話すことがある。〆切りからの逆算。いつが〆切りなのだから、いつ頃までに、ここまで書いて。さらに、完成形に。ただ、途中で思わぬハプニングも起きる。それも計算に入れないといけないのであろう。何とかぎりぎり間に合ったとしても、overしない分、Luckyなのかもしれないが、やっぱり、何が起きるかわからない、そんな想定をして、物事に当たらないと、〆切りなど関係ないという心が生まれては元も子もない。。。どんなことをしても、期限内に最終形。何とか、この精神だけは、と思うのである。

 そろそろ、現実逃避しないで、科研費の書類に向き合うことにしないと、。。。本当に危なくなる。。。〆切りが。。。。。。。。。。

 
 わたなべしるす

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