東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2012年10月の記事です。

いつでもあるもの。。プロ意識、安全。。(10/31, 11/1追記)

2012年10月31日 (水)

 いつでもあるものといえば、水、空気とかたくさんあると思う。そんな中に、Internetもとなっている。昨日の夕方から、生命科学の2つの建物だけが、どうやらnetが不通だったらしい。この原稿を書いているときもまだ、つながってなく、専門家の方が、対応してくださっている。近いうちに、復旧するだろうと。当たり前のようになっているInternet。ないと、mailを見れない、何か捜し物もできない。いつもあるものがないというのは、実験でも同じ。壊れたり、補給を忘れると、実験ができない。あって当たり前というのは、本当は、自分で何とかなるようなものであってほしいのだが、なかなか、そうはならない。もちろん、空気を作れるわけでもないし。。。

 その意味で、プロ意識を持ったヒトは、先にも書いたように、自分でなんとかできる部分があると思う。危機意識というか。すべてのことについて、研究室で、プロ意識というのは難しいので、それぞれのプロ意識を持った方々と共同研究なるものをしているが、。。どうもinternetの復旧という点は、まだ、十分に対応できてなかった。。。何とかしないと。。。

 そういう危機意識というか、安全ということでは、昨日は、仙台空港が1日閉鎖された。先の大戦の不発弾が、3/11の津波被害で、水はけが悪くなり、その修理に当たっていて、発見された。出張で利用することもあるが、地図で場所を見たとき、かなり近くを通っていたような。。。安全というのは、。。と思ったが。。。これだけ時代が流れても、このように発見されるというのは、まだまだ、たくさんの安全でないものがあるのだろう。何とか、問題なく、撤去されることを切に祈る限りである。

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 わたなべしるす

 PS. network printerはlabの中だけということで、動いていました。これも不思議でしたが、当たり前でもありました。

 PS.のPS. 昨日は空港が止まりましたが、今日は、東北新幹線が。。。いろいろあります。空も、陸も。。。

 PS.のPS.のPS. 新幹線が止まったことに出くわしたのは初めてで、そんなことになるの初めてと思っていたら、この1月にもそんなことをがあったというお知らせをもらい、気がつきました。そういえば。そのときは、迂回して、走ってでした。。。。

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最近のできごと

2012年10月29日 (月)

日に日に季節が冬に向かっています.

昨日はようやく念願の石油ストーブを購入しました,あとは石油が手に入ったら,

今年の冬は万全の体制で過ごすことができそうです.


先週は仕事の関係で福岡に滞在していました.私が到着した前日は暑かったそうですが,

着いた日は結構肌寒かったです.ただ,街行く人々の厚着具合が福岡はすごかったです.

やっぱり急に気温が下がると余計に寒く感じるのでしょうね.


今回伺った九大附属農場は福岡市の隣にある粕屋町というところにあります.


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この道の向こうに建物があるのですが,見えませんね..


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ちょうどコスモスが見頃でした.


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牧草が刈り取られた後.

ここは空気がのんびりとして,リラックスできるお気に入りの場所です.


滞在中はJRで通ったのですが,JR九州の列車はデザインが一風変わっていておすすめです.

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座席のドット柄がかわいいです.ちなみに普通の在来線です.

みなさま九州に行かれた際はぜひ乗ってみてください.九州新幹線もよいですよ.

さか






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10/26 研究科のソフトボール大会

2012年10月28日 (日)

先日、秋晴れの下生命科学科恒例のソフトボール大会が開催されました。

結果からはいりますと、我が研究室はベスト8に入賞いたしました。

うちの研究室はあまり打線が強くはないのですが、この日は皆様絶好調で打ちも打ったり、
2試合目においてはなんと14-3で勝利するという研究室始まって以来(?)の快挙を成し遂げました。
DSC_6054.JPGのサムネール画像のサムネール画像
(↑は全打席ヒットという漢をみせたM1の大嶋氏)

守備におきましてもエースの鈴木(増子)氏が2試合で4奪三振と鬼神の如き活躍を見せ、
内野陣の好連携もあり失点も少なく快勝することができました。
後の試合で惜敗し、おしくも優勝を逃してしまいましたが
澄んだ空気の中、楽しく試合を行うことができ、良い気分転換になりました。
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また、お昼に河原で行う芋煮も恒例となっており、
この芋煮を食べると秋が深まってきたのを実感します。
これから段々と肌寒くなる中、芋煮やおでん、鍋物などで
心身ともに温まることができたらいいなぁと思います。
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(芋煮の画像が上手く取れなかったので、
主婦・鈴木(増子)氏が作ってきてくれたお稲荷さんとはらこ飯を)

D2 すどう

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【出前講義】石川県立小松高等学校SSH集中講義・討論会-2(キャリア教育、自家不和合性)(10/26, 27, 28追記)

2012年10月26日 (金)

 前日は、3コマの小中での出前講義(湖北小学校橋立中学校中海小学校)。今日は、高校での4コマの講義。午前が小松高校でした(文章のuploadは、午前、午後が逆になりました。。。お許しください。)。

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DSCN4340.JPG 最初に、1年生の理数科向けに、キャリア教育。4月に課題研究の話をしましたので、今回はキャリア教育。科学者になったのはどのような理由からか、また、高校から大学へ行くときに、いろいろなことを考えたこと。社会に出るに当たり、考えることなど。いつもと同じ講義かもしれないですが、そうしたことに力点をおいて。時間的にぎりぎりだったこともあり、十分な質問時間もとれなかったですが、レポートで回答することにします。あと、1年生とは、寺岸先生のおかげで、夏休みのレポートで、渡辺のHP新聞記事を読んでというのがあり、十分にかけてない生徒さんには、しっかり書くようにコメントしたのだったのですが、講義の最後にも、ここで書くことを覚えないと、かけないと。。。。ということが、最重要課題だったかと思います。レポートを楽しみにしています。

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DSCN4297.JPG 3コマでは、2年生の生物履修の生徒さんに、自家不和合性と生殖の話。最初に作物の花の名前というか、そこでずいぶんとすごい回答が。。。さらに、ヒマワリの上で花粉を集めたハチは次にどこへ行くのか。。。ここで、「タンポポ」という、春の花の名前。。。前にもどこかの高校で、同じようなことが。タイムワープでしょうか。。。というと、通常は、間違えましたと。。。。ところが、「そうです!!!!!」。。この強気は。。。というか、?????でした。あまりのそのイメージがすごすぎ、ここに記すことを失念するほど。。。。。いずれの講義にも、校長先生にもご参加頂いたのは、感動でした。ありがとうございました。

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DSCN4337.JPG 議論をしたということでは、昨日の生物部、SSH関係以外で、講義などの質問、疑問などをmailで頂いていた生徒さんたちとも。こちらもいろいろと問題のあたまの中が整理できました。ありがとうございました。もちろん、SSH関係の先生方とも、今回もdeepな議論ができました。total 6hrを超えるような。ありがとうございました。

 最後に、ダイコンHPにもあった「カブトガニ」を見せて頂きました。瀬戸内では、「神の動物」のように扱われていて、昔、どこかの干潟で見たような。。。伺ったところ、瀬戸内では、天然記念物とか。それ以外では、出回ることが可能とか。子供の頃に見て以来。。驚きと懐かしさでした。ありがとうございました。

DSCN4372.JPG 最後になりましたが、今回の講義をお世話頂きました、SSHの寺岸先生、松原先生、金田先生をはじめとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。次は、1月の発表会に伺いたいと思います。


 わたなべしるす

 PS. 最後には、出口のところに「おれい」のboardが。何ともうれしいです。ありがとうございました。また来ることが楽しみになります。ありがとうございました。

DSCN4373.JPG PS.のPS. きょうも仙台で比較的大きな地震が。昨日ほどでなかったのが、ほっとですが。びっくりでした。

 PS.のPS.のPS. 10/27付けの北國新聞に「教授が進路アドバイス」というタイトルで記事になっていました。ありがとうございました。

 PSのPS.のPS.のPS. 帰り際に、寺岸先生から、「レインボーフラワー」の小さな花瓶を頂きました。よく考えたら、金曜日の夕方に生徒さんたちが、そんな実験をされているなとは思ったのですが、渡辺様に用意してもらっているとは。ありがとうございました。

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【出前講義】石川県立金沢泉丘高等学校・SSH特別講義「農学・生命科学入門」と進路特別講義「農学、生物学、生命科学系学部、学科の紹介」(10/26)

2012年10月26日 (金)

 前日、午前中までは、小松市、加賀市内の小中高(小松高校湖北小学校橋立中学校中海小学校)での講義でしたが、午後からは県庁所在地の金沢市。農学部の同期で教養、学部といっしょで、研究室は渡辺は植物育種学講座でしたが、その方は「害虫研究室」。渡辺も小学校から虫は大好きでしたので、研究室を選ぶとき、最後まで、育種にするか、虫にするか悩みました。当時の虫の部屋には松田先生と数名の学生、院生の方が。虫が好きだったこともあり、3年生の時にも1, 2度研究室におじゃましたことがあったような。その学部つながりの方とは、卒業後は年賀状だけのやりとりでしたが、昨年の3/11の東北地方太平洋沖地震があったあと、たしか、1-2週間たった頃でしょうか。突然、電話を頂き。。。「元気か、大丈夫か、食べるものはあるのか?」と。仙台に来ているので、会えませんかと。大学のある片平キャンパスで20年以上、お目にかかってなかったので。いろいろな食糧とその当時、入手が難しかった、「卵」、「ウインナーソーセージ」、「菓子パン」を頂いたのを、今でも鮮明に覚えています。毎日、どうすればよいのか、これからどうなるかという時に、こうしたものを頂いたこと、忘れずにいて、訪ねてきてくれたことがとてもうれしくて。。。その方が卒業された高校が、今回おじゃました石川県立金沢泉丘高等学校。農学科では、愛媛県、石川県出身というのは、関西というわけではないですが、仙台から見たとき、遠いところからでした。そんな震災でのつながりもあって、今回の講義となりました。

 前置きがずいぶんと長くなりましたが、講義の内容は、先日の宇都宮女子高等学校のSSH特別講義と同じ形式で、前半に渡辺が研究している「自家不和合性」、後半が渡辺が小学校から現在に至るまで、どのような決断をして今に至っているかという「キャリア教育」。慌ただしかったこともあり、出し物をできなかったのが残念でした。。。宇都宮女子高等学校では、1年生の全学年対象でしたが、ここでは理数科に限定した形式。ちょうど、月初めの豊岡高校と同じパターン。午前の小松高校での講義と同じで、ヒマワリの上で花粉、ハチミツを集めている「ハチ」は、次にどこに行くのか。ここでも「違う花。。。」。では、その種類はと。「レンゲ。。」。。。それは春の花で。。。また、相対性理論を使ったワープが必要。。。これには困りました。というか、花にしても野菜にしても、旬というか、咲く時期がわからなくならないくらい、ものが豊かになったのかもしれません。そんな前置きのあと、自家不和合性の仕組み、花粉とめしべの相互作用などをお話ししました。このあとは、渡辺の小学校から今までを語り、どこでどう決断するかという「キャリア教育」。理数科であり、課題研究があるわけですが、大学での研究は研究室にテーマがあり、それをやるのは、先輩の基礎があり、研究費があるから。などなど。少し夢がなくなったかもしれないですが、現実も見れたのでは。。。質問する時間を十分にとれませんでした。続きは、レポートに書いてください。お待ちしております。どれか、1枚のスライドはおもしろかったとか、おもしろい話があったのであれば、幸いですし、これがきっかけで、植物もおもしろいと思って頂ければ。もちろん、渡辺の研究室での研究は、Super-welcomeですので。

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DSCN4354.JPG SSH・特別講義に続いて、農学部、生物系の生徒さん向けの講義。農学部、生物系ではどのようなことを学ぶことができるのか、また将来の就職先は。さらに、自分の高校の時を例に引いて、何を今学んでおいて、大学に進んでほしいか。そうしたことを講義した上で、可能な限り、質問をうけました。何より、自分にfitした師匠を見つけてほしいと。質問では、遺伝学をやりたいという生徒さんも。うれしいですね。ぜひ、渡辺のところでいっしょに、自家不和合性、アブラナ科作物の多様性の研究をしましょう。楽しみにしています。

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DSCN4371.JPG 講義のあとに校長先生と話す時間を頂き、震災のことなど、ご心配頂き、また、次年度以降も今回のような出前講義をお願いしたいという依頼を頂けたのは、何よりでした。ありがとうございました。

 最後になりましたが、今回の講義をお世話頂きました、SSHの濱本先生、長谷部先生、村上先生、進路の吉村先生をはじめとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。


 わたなべしるす

 PS. 講義の最後に、この文章の最初のところで書いた、金沢泉丘高校に来た理由を話しかけたら、震災当時のすごかったことを思い出し、あついものがこみ上げてきそうになるのをこらえるのが。。それほど、震災のことは、まだ、心の中で残っているのだなと。。。。そう考えたとき、津波など、もっとひどい被害を受けておられる方々の苦労が忍ばれ、つらくなりました。一日も早い復旧、復興を願わざるを得ない気持ちで講義を終えました。






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