東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【研究室訪問】大阪府立大阪園芸高等学校、石川県立小松高等学校、来訪(3/26)

2013年3月26日 (火)

 前日が「ジュニア農芸化学会2013」。それに発表された、SSH実施校の大阪府立大阪園芸高等学校、石川県立小松高等学校の2校の高校生と指導されている先生とが、研究室を訪問頂きました。高校生が、学会で発表できるというのは、昔では考えられなかったことですが、最近では、他に、日本植物生理学会、日本分子生物学会でされているのを見たことがあります。あくまで、渡辺が参加している学会だけですが。。高校生が、大学の教員、院生から、コメントをもらえるというのは、とてもよいことではないかと思います。

 どちらもSSH実施校ですが、大阪府立大阪園芸高等学校とは、昨年の横浜での全国発表会でお会いして以来。石川県立小松高等学校には、今年度、3回ほど、お邪魔しました。また、コアSSHでも、鹿児島水沢でご一緒しました。最初に、研究室についてと言うことで、ちょうど、今年度で終了する、科研費・若手研究(S)の報告書がありましたので、それを元にこんなことを研究しているという、研究室の概要を説明したあと、実験室の方も見て頂きました。実験室、温室のせつめいは、院生の方々にお願いをして。普段使っているような実験器具よりは、少しグレードが違う機器があり、見たことないようなものもあったのではないでしょうか。あわせて、温室の方も見て頂き、。。園芸高校では、アブラナ科作物を、植木鉢での栽培というのは、不思議に思われたかもしれません。普通は、畑作をするものですから。。。研究をする時には、こうした系も使うというのもわかったのでは。アブラナの花のシーズン前でしたが、渡辺はアブラナの花粉症なのもあって。。。院生の方にお願いしました。

 今回は、生命科学研究科・生命素子機能分野(渡辺が知っている頃の名前は、農学部・食糧化学科・食品保蔵学研究室だったような。。。)にも、ご協力頂き、そちらの研究室も見学できるように、村本先生、永沼先生に手配頂きました。農芸化学会の学会運営で、お忙しい中、大学院生の方々が、labの中を案内してくれました。ありがとうございました。植物、遺伝学とは異なる、化学系の実験室を見ることができたのではと思います。

DSCN5820.JPG 午前中という短い時間だったかもしれないですが、普段見ないような、大学での研究の一端を見て、これからの課題研究、さらにその先の大学等を考えた時の参考になれば、幸いです。まだ、どこかでお会いすることがあればと思いますし、講義にうかがえればと思います。

 最後になりましたが、今日の実験、講義、研究室見学をお手伝い頂いた、研究室の大学院生、スタッフの方々に感謝します。ありがとうございました。今年度のアウトリーチ活動も無事終わることができました。ひとえに、研究室のスタッフ、院生の方々のおかげです。ありがとうございました。次年度もよろしくお願いします。


 わたなべしるす

 PS. 日本農芸化学会では、2013年度の参加証にIC-tagが入ったものだとか。。。国際会議のようです。。。結構びっくりしました。大きな学会のすごいところだなと。。

 PS.のPS. 今日の新聞にスーパーSSHとか、小学校の理科専科とか。これからの取組として、重要という言葉が踊っていました。昨年の3月の愛媛新聞にも書いたように、理科専科は、出身の今治では、30年以上前から。。。ぜひ、そうあってほしいなと。。

 PS.のPS.のPS. 小松高校は、ジュニア農芸化学会の発表で、入賞したというか、賞を受賞したということを伺いました。詳しいことは、また、ダイコンのHPでということではないかと。。。

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