東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【基礎ゼミ113】野菜・果物を盆栽として育ててみよう-栽培を通して、観察眼を養い、栽培の大変さも理解してみよう-、中間発表会(5/23)

2013年5月23日 (木)

 4/18にお知らせしたとおり、今年度「基礎ゼミ」を担当し、「野菜・果物を盆栽として育ててみよう-栽培を通して、観察眼を養い、栽培の大変さも理解してみよう-」と言うタイトルで開講しています。今日はその中間発表会。初回から、1ヶ月あまり、例年よりずいぶんと、気温が低かったこともあり、受講生の方々は、栽培に苦労する条件ではなかったかと思います。

DSCN6350.JPG さて、発表会では、この1ヶ月の受講生からの報告をHPにuploadしたこと、その意義、お互いの情報交換の重要性なども。それぞれの受講生の栽培環境の違い、これまでの経験、栽培作目の違いなどで、この1ヶ月の状況も様々でしたが、これまでの活動内容について、十分な情報交換ができ、自分の立ち位置も理解できたのではないでしょうか。また、水やりのたいへんさというか、水加減が作物に与える影響の大きさも。ただ、何よりいえることは、自分で決めた2つの作物への強い愛情は、誰からも感じることができたのは、この講義を計画した側からは、何よりのうれしさでした。

 もちろん、様々な工夫をしていることはたくさんありました。その中でも、この活動だけでなく、これからのいろいろな活動に活かすことができることとして、いくつかあったと思います。きちんと決まったノートをつける、生長、環境を数値化する(生長量、温度など)、対照区(controlをおく、ただし、今回の種子数では難しいこともあり、今回はできないですが。)を設定する、ということは、これからの卒論という将来のことでなくて、普段の活動でもいかせることだと思います。ぜひ、早速実行してもらえればと思います。また、今回のHPへの投稿を通して、文章を書くことのたいへんさ、写真撮影の難しさ、そのときの条件など、学ぶこともあったのでは。。。次の最終発表会までには、暖かくなり、生長も十分あり、変化も大きいと考えられるので、制限なしでの報告にしました。各人のHP記事を参考にして、よりよい栽培をしてもらえればと思います。と言うか、楽しみにしています。

DSCN6351.JPG では、次回の最終発表会での報告を楽しみにしています。


 わたなべしるす

 PS. これまで栽培経験のある学生さんの中には、ウリ科のキュウリを穂木として、台木にカボチャを使って、呼び接ぎで接ぎ木を成功している方も。感動でした。また、身近のプロの農家の方に栽培をお願いして、それと比較するなど、ここにはかけなかったような興味深い工夫をしているのは、感動でした。また、間引きをしたものを、すでに料理に使っていたり、。。。さらに、これまでにかかった経費をきちんと計算してと言う方も。。こちらがシラバスで意図したことを超えて、すごいことをやってくれていたことは、とてもniceでした。

 PS.のPS. 栽培の参考なるHPとして、家庭菜園の野菜マニュアル山田式家庭菜園教室というのがあると、受講生の方から。。。ぜひ、皆さん、参考にしてください。

≪ Prev  | diary Top | Next ≫

ARCHIVE