東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】愛媛県立松山南高等学校SSH研究指導「ダイコン多様性」(6/19)

2013年6月20日 (木)

 午前中は、今治市立西中学校。朝方から少し雨が降っていましたが、昼過ぎには本格的になってきました。水不足といわれていたので、愛媛の水瓶にもよい雨になったのではないかと。。。移動の間に、2つの高校での打合せがあった関係で、夕方近くなっての愛媛県立松山南高等学校への訪問・研究指導になったのは、申し訳なかったです。

 松山南高等学校といえば、この3月まで「田中先生」という生物の担当であり、ダイコンコンソーシアムをリードされ、「ダイコン娘」というダイコン好きの人材を育成してくれていた方が、北条高校に異動になり。。。。いつもお世話になっていた方がいらっしゃらないのは、何ともいえない寂しさがありましたが、残られた生徒さんの指導は、新しく高橋先生が指導されておりました。

 最初に、3年生でありながら、活動を続けている中川さんにリクエストされ、交雑したダイコン種子の収穫時期のcheck。雨交じりでしたが、いつも畑に。今年も立派なダイコンと種子ができていました。もう十分なので、乾燥させて、収穫して下さいと。また、小松高校のように、ダイコン種子を使って、小中学校へ出前講義というも。と、アドバイスを。

DSCN6799.JPG 実験室に戻って、今、研究していることについて、議論を。去年までは、塩ストレス、特に、NaClへのストレスを、いくつ高校とダイコンコンソーシアムで。今年度は、二価のイオンに着目されているとか。夏の鹿児島での発表会が楽しみなトライをされていました。ただ、この梅雨の時期であることもあるのだと思いますが、観察ポイントなど、苦労されている側面も。。。こんな観察をしてみてはどうでしょうかとか。目に見える形での栽培をトライされてみるとか、そうしたことで、また違った側面が見えるというアドバイスを。。。実験の主体はもちろん、二年生ですが、三年生の中川さんもまだまだ実験を続けたいという、この上ない「ダイコンへの愛情」を感じました。こんなにアブラナ科作物を愛してくれるのは、うれしいですね。。。最後は、メンバーと集合写真。

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DSCN6801.JPG 最後になりましたが、生物の高橋先生をはじめとする関係のみなさまにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。高橋先生と生徒の皆さんとは、コンソーシアムの会議の折りに、鹿児島で議論できるのを楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 東北大で行っている「科学者の卵養成講座」の評価などでお世話になっている野村先生は、最初にお会いした時は、県の教育センターにいらして、現在は、ここ松山松山南高等学校の教頭先生。今の「次世代」というのに変わり、1年ごとの申請となったこともあり、ずいぶんとお目にかかっておりませんでしたが、。。東北大での活動について、お話ししたり、県の教育センターにいらした時、火曜日の午前中にお世話になった、富田小学校の村上教頭先生とご一緒だったと。。。火曜日に出前講義に伺ったことを話して、両方がびっくりでした。世の中がまた1つ狭くなりました。また、松山南高等学校での出前講義をという話もできました。ありがとうございました。楽しみにしておりますので。

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