東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】今治市立富田小学校・特別講義「ヘチマとそのなかまたち」(2013年度ふるさと出前授業-2、6/18)

2013年6月18日 (火)

 先週から始まった、「2013年度ふるさと出前授業」の第二弾は、今治市立富田小学校去年は9月に初めて伺いましたが、今回は6月に。講義内容が「ヘチマとそのなかまたち」というのは昨年度と同じ。ヘチマはまだ、苗の状態。花もなく、結実もしてない。ということで、村上教頭先生に、キュウリ、ウリ、カボチャを用意して頂きました。

DSCN6733.JPG 最初の自己紹介で、渡辺の卒業した桜井小学校と富田小学校は、隣り合わせで、ザリガニ、クワガタをgetするために、よく富田校区に遊びに行っていました。同じように質問したら、桜井小学校の校区へ遊びにいったことある子供さんもいました。今も昔も子供たちは、常にactiveです。

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 講義では、この「ヘチマ」のところは、ヘチマ、スイカ、キュウリ、メロン、カボチャ、ゴーヤのそれぞれ、「種子」、「子葉」、「雌花」、「果実」、「果実の横断面」を見てもらって、その写真がどの作物に対応するのか。果実などはすぐにわかりますが、子葉、種子は難しいなど、わかってもらえたと思います。果実の横断面を見た時、「葵のご紋」にもみえる、メロンの写真をわかった子供さんもいました。いまは、時代劇も少なくなったのですが、しっかり見ていたのは、すばらしいです。ウリ科でもメロンとキュウリはとてもよく似ている、種と子葉は。その1つに、属名が同じ。ということで、いわゆる、種名のCucumis meloとC. sativasということも。あと、メロンには、Tの字になった枝がついている、この理由を説明し、どうやったら、このTを残せるかということもあわせて考えてもらいました。これから、買い物に行ったら、Tのついたメロンをgetするのではないでしょうか。

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DSC_0612.JPG 講義は少し早く終わったのかなと思ったのですが、質問の時間ということにしたら、なかなか終わりませんでした。みんなすごくたくさんの難しい質問。講義で、親づる、子づるというのを説明したので、孫づるというのはあるのか、そして、どこからでるのかと。。。さらに、なぜ、ネギは切っても、切ってもまた、伸びてくるのか。。。。よく知っているなと、感動でした。もちろん、今年の学年も、3, 4時間目を休みなしで講義。とても、高い集中力は、担任の先生、村上先生の普段の指導の賜物だろうと。。。今年も感動をもらいました。

DSC_0648.JPG 講義のあとは、恒例の給食タイム。今年の4年生は比較的静かで、質問攻めになることもなかったのは、講義が終わったあとに、時間いっぱい質問をしてくれたからでしょうか。最後に、世界に向かって情報発信の集合写真。

DSCN6737.JPG 最後になりましたが、橋田校長先生、村上教頭先生、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 講義の途中で、昨年、講義をした5年生が廊下を通って、こちらを覚えてくれていて、手を振ってくれたのは、とてもうれしかったです。ありがとうございました。また、どこかで、お会いしましょう。

DSC_0630.JPG PS.のPS. 校長室にお邪魔した時に、歴代の校長先生の写真と赴任されていた時期が記載されていて。小学校の時に、今治自然科学教室の会長の先生としてお世話になった、「浮穴先生」の写真を見つけた時は、とても懐かしく、毎月の会の始まりの時には、必ず最初に挨拶をされていたのを思い出しました。

 PS.のPS.のPS. 理科室の廊下には、渡辺が小学校時代には、理科室の脇にあった、鉱物とか、標本などが並んでいて。。。タイムスリップをしたのではないかと思うくらい、懐かしかったとともに、こうしたものがあったので、理科に興味を持ったのだなと思い出しました。ありがとうございました。

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