東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

絶対、現場、原因と結果(9/22)

2013年9月22日 (日)

 仙台にも3つのプロスポーツがある。野球、バスケットボール、サッカー。昔は野球といえば、といってくれる「愛媛県」の出身だったこともあり、子供の頃からひいきのチームがそれぞれあった。今は名前が変わってしまっているが、「大洋ホエールズ」。そんなこともあって、仙台にチームができたのはあるが、応援というのは。。。。バスケットボールは、そもそも苦手だったし、NBAなど見ることもあるが、足を運ぶほど興味が。。。サッカーは、日本が初めてWorld Cupに出場したアジア最終予選くらいからだろうか。もっと前からもしれない。見ていたこともあって、仙台のプロチームを応援している。先日の科学者の卵の終了後も、サポートしてくれていた卵修了生(通称・ひよこ)と。。6-0という劇勝は疲れも吹っ飛ぶくらいであった。。。スポーツだけでなく、何でもそうかもしれないが、絶対的◎△というのがある。昔であれば、「神様、仏様、稲尾様。。」。実際に投げていたのを見たことはないが伝説になっている。今は、開幕から負けなしの田中様であろうか。この人だったら、このやり方だったら、絶対にうまくいくというのがあるのは、何とも心強いが、組織全体として、がんばるという精神があってこそ、うまくいくのではないだろうか。

 組織は小さければ、細かな部分まで見ることができる。大きくなれば、そうはいかないということがある。ただ、大きい方が余裕があるので、細かな部分まで目をかけて、現場に余裕を持たせることができるという考え方もある。大きくても小さくても、現場がしっかりしていないといけない。そういえば、学生時代に、師匠の日向先生から「あなたがやっているテーマは研究室の中でも一番、あなたが理解している。研究室だけでなくて、世界中で見ても。。。」といわれた。考えるところは、研究テーマ、つまり、現場はあなたに任せているのだ。だから、しっかりやりなさいと。。。学生のいつだったのか、正確には覚えてないが、その当たりから少しずつ自覚を持って、自分のやること、現場の重要性を理解できたのかもしれない。そういえば、「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」という言葉もあった。できるだけ、現場が機能するように、考えてと思う。。。できるだけ。。。

 サイエンスというか、研究をやっていれば、現場というか、実験で考えるのは、それぞれの現象の「原因と結果」。見ている表現型は、原因なのか、それとも結果なのか。結果を見ているのであれば、原因を考えないと、遺伝学的に考えると、追求している遺伝子に突き当たらないとおもう。。ただ、逆というか、原因を見つけることができても、その遺伝子が果たす役割は多岐にわたり、結果として起きていることは多様なことというか、多面発現していることもある。どちらもどちらかもしれないが、見ていることが「原因なのか、結果なのか。」ということをしっかり考えてこそ、物事は明確になっていく。研究ということだけでなく、日々の生活であろうと、どんな現場であろうと。。今月も気がついたら、2/3が終わった。何が終わってないのか、その原因を考えて、積み残しをないようにして、今年の最終四半期の3ヶ月を迎えないと。。。。

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 わたなべしるす

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