東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

Plant and Animal Genome (PAG) XXII (1/12)

2014年1月12日 (日)

 仙台はこの記事を書いている時間、気温は7.8oC。PAG XXIIに参加することは数日前に書きましたが、渡辺の発表は1/14なので。この国際会議は、22回目ですから、1992年くらいから始まったのだと。その頃に、ゲノムというのを考えるのは、cDNA cloneをとるのも大変でしたし、それの塩基配列を決めるのも大変。。。SLG, SRK cDNAを単離して、sequenceをしていたのが、1992年頃ですので。なので、ゲノム全体の塩基配列を決定するという壮大な計画の元に始まったのだろうなと。実際、シロイヌナズナの全ゲノム配列が決まったのが、2000年で8年後ですので。。。前回の参加は2011年のこのシーズンなので、震災の2ヶ月ほど前。2010年にNatureにSIシロイヌナズナのことを掲載した翌年に招待講演でした。今回も久しぶりに、System Genomicsというセクションで、この前のOsaka et al. (2012) PCPの論文などを紹介する予定です。

DSCN1221.JPG さて、この会議が開催されているのは、アメリカのサンジエゴ。西海岸でメキシコとの国境。国境まではトラム(路面電車)でいけるとか。日本とは17hrの時差。30hrくらい前に到着して、今日、土曜日(西海岸時間)。さすがに、時差ぼけが。。。ただ、気温は、日中が20oC近くで、朝は意外と寒く、たぶん、5-10oCくらい。今日の仙台の日中と同じくらいかも。夜には霧がかかり、地面は湿るくらいなので。。。意外と気温差は大きいです。会議では動植物を問わず、様々なゲノムの状況、ゲノムがあいているものは、そのあとのpostゲノムと言うこと。また、infomaticsのようなこと。低分子RNAなど、最初の頃から比べると、ずいぶん、幅広くなったのでは。今日は、Labとして重要なBrassica genomeとsmall RNAのセッションが。なるほどと言うところと、ある種の壁を迎えていて、その向こう側にどうやっていくのか、。。そこが悩ましい部分というのも。そうした壁を越えることを考えるのが、われわれに課された重要な任務なのだろうと。

 会議の詳細などは、また後日と言うことで。。。。ここでももちろん、英語という共通語。脳みそが不完全なグローバル状態。。。どうもこれだけは。。。あと、会場は空調が効いているというか、冷房が。。。。何もしないくらいのほうがと思う訳ですが。。。labで暖房をしている方が暖かく感じて。。。せっかく暖かいところにきたのに。。。

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 わたなべしるす

 PS. 夕方のセッション開始直前に、去年の卒業生で、今は出向の形で、遺伝研で仕事をしている前田君と。。到着して、直行だとか。若いというのは、。。。たいしたものです。彼と共同研究をしている三重大の諏訪部先生と一緒に夕食を。実験の話しとか、今日のセッションでの話しとか。ずいぶん盛り上がりました。

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