東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

プレッシャー、くせ、見方(2/28)

2014年2月28日 (金)

 今日で2月が終わり。夕方には、labの追いコンが用意されている。その詳細はまた後ほど、このHPから、担当の者が。。。明日から3月。それに合わせるように、気温も12oC over。少し春を感じられそうであるが、明日からはまた一転寒いとか。三寒四温。。すこしずつ春は来ていると思う。大学入試も前期が終わり、発表までの間はどうなったのだろうという「プレッシャー」があったような。。。自分のことは、30年前になるので、思い出せないが、発表の日は、高校の先輩が見てくれて、電話をもらって、ほっとしたのだけ、覚えている。それまでの間は。。。どこかにお祈りに行ったとか、よい行いをしていたとか、そんなことはなかったと。。。いずれ、プレッシャーの強弱はあっても、日々ではないにせよ、日常に存在する。論文がacceptになると、プレッシャーから、解放され、ほっとする。科研費も通ると、ほっとする。ある種の勝負事なので、致し方ないような気がする。将棋界では、今日は第63期王将戦七番勝負の第五局。ここで勝つかそうでないか。角番になるかそうでないかなので、プレッシャーのかかり方は、尋常ではないと思う。それと同じか、それ以上のプレッシャー。プロ棋士になれるか、なれないか。三段と四段の境。。。この壁を越えるか、越えないかでプロになるか、そうでなくなるか。。。。そんなことに里見女流三段がトライしている。女性初のプロ棋士誕生かと。。こちらも楽しみにしていた。昔ドラマで、女性初のプロ棋士というのをずいぶん前に見た。そんな時代が来ようとしている。女流棋士戦を戦いながら、奨励会三段を勝ち抜く。容易なことではない。というか、半端ないプレッシャーである。そんな時、体調不良で半年間休養と。。。ここまでたどり着いたプレッシャーも半端ないが、この先はもっとであろう。体調万全で、女性初のプロ棋士になってほしいと。。。。

DSCN5243.JPG そんな将棋の世界でもそれぞれの差し手に特徴がある。たまにテレビで対局を見ると、じっと考えている、体を動かす、飲み物を飲むなど、考えるときにもくせのようなものがある。習慣なのだろう。自分でも何かをしているとき、知らない間にくせは出てくる。そんなくせを自分だけでなく、周りにいるlab memberのことを知っておくこと、lab memberだけでなく、色々な方のを理解しておくことは、重要であろう。共同研究であれば、この領域のプロであって、やり方はこっちより、そうでない方が得意とか。そんなくせを理解するために「麻雀」がよいとか。それももちろん、アナログで雀卓を囲んで。。。パソコン上では、そんな仕草をしているのか、顔色なのか、わからない。そんなことをプロ野球の監督が書いてあった。たしかに、学生の頃、麻雀をやると、それぞれのくせがわかり、その後の人付き合いというか、友だちづきあいというか、そんなのに役に立つというか。そんな側面はあったと。。。ただ、町中の雀荘は減っているとか。デジタル化が進んでいるからと。。。それぞれが何を考え、その場の流れがどうなっているかを理解すること。それは大事なこと。助手の時代には、学生さんに誘われていったこともあったような。。。久しぶりに学生さんを誘っていって見ることを考えた方がよい時代なのだろうか。。。

 麻雀をすると、自分の配牌がどうなっていて、何を積もり、何を切るのか。何がどれだけ、かわにあるので、戦略をどうするのか。そんなことを考える。牌の数も決まっているので、ある程度の戦略は見えてくる。もちろん、くせも含めて。ただ、実験、研究はそうした制限がないので、考える因子の数が多くなりすぎて、単純ではない。そうしたとき、今までになかった発想、見る角度、などを変えると、見えなかったものが見えてくるときがある。特に専門がちがえば、何でこんなことに気がつかなかったのであろうと。。。そんなsuggestionを頂くことが多い。昨日の新聞に「素数の極端な偏りなく分布」というのを見て、へーーーーーと思った。1とそれ以外の数で割りきれない。そのくらいしか覚えてないが。。。それに法則があるというのは、。。。そんなことがあるのかと思って記事を読んだ。いくつで区切るかというのが、ポイントらしいが。。。何でその数で区切ろうと思ったのか。。。とても不思議であった。DNAの塩基配列を見たとき、そんな風にちがって見えたら、ゲノムというとてつもない数の塩基の並びが全くちがって見えるのではないとおもったが。。残念。渡辺にはその数学力がない。。。誰か、コラボして、こんなことができれば。。。そんなことを思った2月最後の金曜日であった。

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 わたなべしるす



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