東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】石川県立小松高等学校科学探究・実験研究指導「遺伝子組み換え実験を考える」(4/16)

2014年4月16日 (水)

 前日は、生物部の実験指導でしたが、北陸遠征の中日は朝一の講義。最近、どうも朝が弱くなって。。。年をとると、朝が早くなると言われるのですが、そうでないのは。。。体力不足だろうと。。。何とかしないと。こんなに朝早くからの実験研究指導というのも、久しぶりのような。。。年度末の山形県立鶴岡南高等学校の研究室訪問でも9:00開始でしたので、8:35からの開始というのは。。。気合いと根性でした。何とか、連休明けには8:00頃にはlabにいるというか、その前の時間にいた頃のように、時間軸を戻したいと。。。

DSCN2083.JPG 最初は、生物の寺岸先生が担当されている「科学探究」の「遺伝子組み換え実験」の議論というか、指導というか、。。以前も松山南高校で遺伝子組み換えの実験で光る大腸菌(GFP)を入れるというのを、SSHで訪問したときにやったことがありましたが、その当時は、確か海外のキットだったような。今回のは国内メーカーの。competent cellとか、GFPを組み込んだplasmid vectorなどあり、一通りの実験ができる訳です。岩手大に赴任したすぐの当時は、分子遺伝学というような講義で、遺伝子組換えから、分子遺伝学に関わるような一通りの講義をしていたような。。。今では、高校生が遺伝子組換えをやるのだと。。。時代の流れの速さに感動するとともに、もう少し生き物を生き物らしく見ることができればと。。。そんな風に思ったりもしつつ。

DSCN2089.JPG 講義では、先週までの復習と言うことで、このキットがどの様なものであって、実験をするときに、どこの実験区をふって、何の条件を変えるのか。そのためには、キットの中身はどの様になっていて、それぞれが何の意味を持っているのか。それがわからないと、プラモデルを作るのと同じだと。。。ここを考えるのにずいぶん時間がかかって。。。これまでの生物の時間に、遺伝子組み換えの基本原則は習っているはずと。。。。寺岸先生から。。こちらは、あれ??????。。理数科であって、課題研究もやってきた訳です。しっかり、この実験の意味を考えて、次の授業の時には、渡辺はいないですが、しっかりとやってください。

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 わたなべしるす

 PS. 今日も玄関の「Welcome board」はちゃんと変更されていました。ありがとうございました。

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